【女性バレエダンサー必見】パドドゥで男性が気にしていること

バレエ

(※このページは2022年7月20日に更新されました)

「初めてのパドドゥだけど何を気をつけたらいいのかわからない」

「初心者だけど男性と組むときに注意することはなんだろう?」

踊りについて言いたいことがあるけど発言して大丈夫だろうか?」

パドドゥ初心者の方はこういった悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。

今回は元バレエ団員がパドドゥで気にしているポイントについて解説します。

踊り以外にも男性バレエダンサーはこんなところを見ている、こういったところを意識しているなど、女性には情報が入らないようなことをお伝えします。



初対面時に顔を見て挨拶してくれるか

どの業界でも同じだと思いますが、初対面時の印象はとても重要です。

目を見て挨拶してくれている

笑顔で話してくれる

ちゃんと自己紹介をしてくれるか

などを見ています。

正直最初の印象で仕事が良い方向に向かうのか、空気感が良くないままリハーサルが進んでしまうのかが分かります。

単発的なパドドゥクラスなら話は別ですが、男性バレエダンサーは舞台公演に向けて何度もリハーサルを重ねます。

リハーサルを行う上で一番大切なのは相手を尊重しつつコミュニケーションを取ることで自分の意見もしっかり伝えることができるかです。

そのためにもリハーサル時の温度感は大切にしなければいけません。

もちろん男性からリハーサルを円滑に進めるための環境作りなどはしてもらえますが、女性ダンサーが閉鎖的になってしまうと踊りの本音がお互いに出せなくなってしまいます。

バレエでは本番で話すことができないので、リハーサルではコミュニケーションを取ることでお互いのことを理解する必要があります。

パドドゥには信頼関係がとても重要で、そこが欠けていると作品としてもクオリティーが大きく下がってしまいます。

1人で作品を作っている訳ではないので、お互いが歩み寄ることが大切です。



上手くできなかったとしても態度に出さない

ここは男性バレエダンサーが特に気にしていることでもあります。

リハーサルをしていて、最初は上手くできないこともあるでしょう。

そんな時に気持ちが態度に出てしまう人もいます。

バレエでのパドドゥは繊細な動きが求められるので、わずかな失敗も許されません。

完璧主義が多いバレエダンサーはそういった小さなミスも妥協したくなく踊りを完璧に仕上げたいと思っています。

しかし、ソロで踊っていた時と違い、2人で踊ることにより僅かなズレが出てきてしまうケースもあります。

「普段のアラベスクの軸はそこじゃない」

「バランスがイマイチしっくりこない」

「ピルエットで触られすぎて回りにくい」など、

1人で踊ってきた時より楽じゃないと感じる方も多く、

その気持ちが不意に態度に出てしまうことがあります。

リハーサル時に男性はそういった態度の変化を敏感に感じ取ります。

何度も練習を重ね調整することで、作品はできていくので最初から完璧を求めてはいけません

また、ここで大前提としてソロは誰でも踊れますがパドドゥは誰でも踊れる訳じゃないです。

もちろん男性は女性が楽に踊れるように努めますが、楽に踊れるからパドドゥをすると言うのは間違いです。

パドドゥは1人で踊るより遥かに難しく、向上意識がある方でないと成し遂げれません。

だからこそ、リハーサル中のコミュニケーションは必要不可欠でこれが欠けているペアは作品としての完成度も伸び悩みます。

しっかりとお互いの意見を言い合うことで信頼関係も構築でき、安心したパートナーになることができるでしょう。

リハーサル中はレッスン着の替えを用意する

通常ではバレエクラスの後にパドドゥの練習が始まります。

レッスンをすることで体が整いスムーズにリハーサルをすることができるからです。

しかし、ここで気をつけてほしいのはリハーサル前にはレッスン着を着替えると言うことです。

これは男性も大切にしていることですが、汗だくのままリハーサルをすることはやめましょう。

体を冷やす原因にもなりますし、何より汗がパートナーについてしまうのでエチケットの一部としても着替えは用意しましょう。

女性からしても汗だくの男性には着替えてほしいと思う方もいると思います。

汗をかいたらお互いに着替えをしてからリハーサルに臨むことが大人としてのマナーになるでしょう。

まとめ

今回は男性バレエダンサーがパドドゥで気にしているポイントについてでした。

私自身もパドドゥのリハーサルでは特に気をつけていることでもあるので、パドドゥ初心者の方や、

今から初めて男性と組んだりする方は事前に把握してほしいと思います。

パドドゥでは信頼関係が踊りの出来を左右しますので、パートナーのことを信頼して2人で作品を作り上げていくことをイメージするのがいいでしょう。

秋風清晴

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