【バレエ】男性バレエダンサーの発表会費用はいくらが相場?元バレエ団員が解説

バレエ

(※このページは2022年7月29日に更新されました)

バレエの発表会に男性をゲストで呼びたいけど費用はいくらが相場なの?

初めて男性ダンサーに依頼をするときの費用は調べてもなかなか分からなかったりします。

発表会では舞台作りに費用がかかるため、あらかじめコスト部分をはっきりさせることで舞台の規模を逆算します。

男性ダンサーはパドドゥを踊ったり、舞台を華やかにさせるために必要な人員なのでゲストで呼んだ際の費用も把握しておくことは重要です。

それにより舞台にかけれる費用がさらに明確になるからです。

今回は元バレエ団員が男性の発表会費用の相場について解説していきます。



男性ダンサーの発表会費用の相場は5万〜50万

男性バレエダンサーの発表会費用の相場は5万〜50万です。

現在と過去では相場も違ってはきますが現状はこのラインが相場になっています。

もちろん人によって費用は様々です。

私が確認できている最高値はひと舞台につき100万のダンサーもいましたが、極めて少数であることは間違いないです。

昔に比べて費用は減少していますが、それでも費用について大きく振り幅があるのは以下の点が影響しています。

キャリア

年齢

発表会内容

発表会の継続出演

作品の提供

これらについて一つずつ解説していきます。

キャリア

これは発表会費用を決める上で最重要になります。

今までのプロとしてどのくらい経験を積んだかによって相場は異なることを覚えておきましょう。

バレエ団で10年以上踊っていて主要な役をこなしている人と、バレエ団に入団して間もない人では費用が倍近く変わってきたりもします。

また高校生などを舞台のゲストで呼ぶ場合には経験の兼ね合いもあり費用が減少します。

発表会を成功させるためには、プロとして経験を積んでいる人が理想ですが、入団して間もなくても優れたダンサーはたくさんいます。

知識や技術、人柄なども重視して依頼をすることをおすすめします。

年齢

キャリアと年齢は同じようで全く違います。

キャリアが等しくても、年齢が重なるにつれて費用は自然と上がるのが基本です。

バレエは高校生くらいからゲストで仕事をすることは可能ですが、高校生と成人を超えた人では付加価値の提供が違ってきます。ある程度年齢を重ねた方は発表会で自分が担当しているダンサー以外の面倒も見てくれます。

ある程度余裕があるので幅広い視野で生徒を見てくれるので、そういったこともポイントの一つになってきます。

発表会内容

基本的に男性ダンサーは舞台で2つのグランパドドゥを持つことが多いです

上記の費用相場はグランパドドゥ2つを基準にしていますが、演目や作品数によって費用は増減します。

一つ作品しか出ていない方と、三つの作品に出てる人では当然費用は異なるので、それも踏まえて計算する必要があります。

しかし例外もあり、下記のような場合では費用が安くなるケースもあります。

・男性ダンサーA(2作品25万)+男性ダンサーB(1作品15万)=40万

・男性ダンサーA(3作品35万)=35万

二人の男性ダンサーに依頼するより、一人のダンサーに追加でお願いする方が費用を抑えれることもあるので、一度提案するのもいいでしょう。

しかし、男性ダンサーにとって3作品はハードなので、人によっては対応してもらえないこともあるので依頼時にしっかり確認をとる必要があります。

発表会の継続出演

発表会を継続して出演することで基本的に費用は上がっていきます。

前回同様か、または少しずつ上がっていくので男性ゲストを呼ぶ際はそれをもとに発表会コストを計算してください。

例外ではありますが、昔の付き合いや賛助出演という形で費用を割安で受けてくれるダンサーもいます。

特に出身のバレエ教室の発表会などではスタジオを助けるという意味でも少ない費用で出演するということも少なくありません。

作品の提供

スタジオの発表会でパドドゥ意外に作品などを提供した場合は費用が上乗せされます。

作品の長さや規模によって費用は前後しますが、発表会などでスタジオのカラーとは少し異なる作品を取り入れることで新鮮な舞台にすることができます。

生徒にとっても外部作品を踊ることは貴重な経験にもなるので、積極的に取り入れることも大切です。

まとめ

今回は男性バレエダンサーの発表会費用の相場についての解説でした。

ダンサーはキャリアや年齢、発表会内容や作品提供の有無など、発表会に継続して出演しているかで費用も異なってきます。

ここで大切なのは、発表会で何を求めているのかということです。

生徒を任せられるキャリアの方にするか、今から育っていく若手ダンサーと一緒に成長しながら舞台を作りたいなど、教室によって目的は違うと思います。

反面、舞台内容に対して高額な請求をしてくる方もいるので事前にしっかり判別することが大切になります。

舞台の主役は生徒なので、生徒が喜んでくれるような発表会を心掛けましょう。

秋風清晴



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