「解説」ピルエットを綺麗に回るコツ

バレエ

(※このページは2022年7月20日に更新されました)

今回はピルエットを綺麗に回るコツをご紹介します。

私はもともとピルエットがとても好きで、よく男性ダンサーたちとテクニックを競っては刺激を与え合っていました。

そんな元バレエダンサーが回るために特訓したことや、

ここだけは気を付ける」ポイント、などを解説していきます。



ピルエットを綺麗に回るコツ

ピルエットを綺麗回りたい、回転数を増やしたい方などにしっかりマスターしてもらいたいことが何点かあります。

アテールでパッセを維持できること

ペアテで90度ずつ、コントロールを意識して回る

ふくらはぎを鍛える

アームスを中心軸に引き寄せる

まだまだたくさんありますが、これらについて解説していきます。

アテールでパッセを維持

この写真はルルベになっていますが、アテール(かかとを降ろした状態)で行ってください。

まずはパッセを維持した時に体幹がブレないように訓練が必要です。

ルルベで回る時もそうですが、いかに体幹を修正するかが重要になります。

余談にはなりますが、パッセの足がカマ足になっている方や、つま先が膝から飛び出してしまう方も多くみられます。

正しいポジションで回ることで、とても綺麗になります。

ペアテで90度ずつコントロールして回る

4番ポジションからピルエットの練習をする方が多いと思いますが、正確に軸をとらえたピルエットがしたい方は、5番ポジションからのペアテを練習するのがいいでしょう。

慣れるまでは90度ずつ、4セットで一周回ってきましょう。

ペアテではのドゥミプリエを使って5番ポジションに降りてきますが、この時に意識してほしいのが、

ルルベのバランスを取ってから降りてくることです。

単に回るのではなく、毎回ルルベでバランスを取れるように挑戦することが大切です。

後ほど説明が入りますが、この過程でもふくらはぎが強くなるので、ペアテはピルエットの土台になります。

しっかりと練習し、まずは自由に軸をコントロールできるようにしましょう。

ふくらはぎを鍛える

ピルエットを綺麗に回るためにはふくらはぎを鍛える必要があります。

ルルベにした時にふくらはぎは上がります。

バレエではルルベの位置を高く持つことが綺麗とされているので、ふくらはぎはしっかり鍛えて足回りを強くしましょう。

基本的にはルルベアップで鍛えるのですが、テクニックが強い方はこのエクササイズを3倍以上します。

というのも、ふくらはぎが弱いと回転数を増やしたり、高く綺麗なルルベを作れないからです。

一見地味そうに見えるこのエクササイズは上達するためにはとても重要です。

ピルエットの精度を上げたい方はぜひ練習メニューに取り入れることをおすすめします。



アームスを中心軸に引き寄せる

ピルエットではアームスの使い方が重要です。

特に肘が落ちていたり、手が遠心力によってどんどん離れていく方も多いです。

基本的なアンナバンのポジションを守ることに加え、遠心力を計算してアームスが置いていかれないようにします。

回る方向と逆の方にアームスが流れてしまうので、回る方向に対してアームスを置きにいく意識が大事です。

両脇が落ちないように肘をしっかり立たせ、体幹がブレないように骨盤の前傾や後傾にも気をつけて行ってください。

まとめ

今回はピルエットを綺麗に回るコツについての解説でした。

私もバレエ団時代はテクニックを練習し、舞台では盛り上げるよう心がけていました。

テクニックを求める上でたどり着いたのは、基礎を極めることでした。

バレエ基礎を叩き込むことで、急にテクニックが向上したからです。

これからテクニックを極めたい方はぜひ基礎も極めてみてください。

踊りのレベルが格段に上がるでしょう。

秋風清晴

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