（※このページは2022年9月3日に更新されました）
パドドゥを上手く踊りたい
初めてのパドドゥだからこそ失敗したくない
パドドゥを上手く踊るために何をすればいいかわからない
初めてのパドドゥをする時、そういった悩みを抱えている人も多いと思います。
今回は元バレエ団員の私が、初めてのパドドゥで上手く踊るためのコツを解説していきます。
初めてのパドドゥでもしっかりと対策をすることで、踊りのクオリティーを大きく上げることができるのでポイントを見極めてレッスンやリハーサルで取り入れてみて下さい！
【バレエ】初めてのパドドゥを上手く踊るコツ3選！
初めてのパドドゥを上手く踊るためには下記の点を注意することで重要になります。
- アイコンタクトをとる
- 呼吸を合わせる
- 丁寧に踊る
パドドゥではこの3点を意識すると踊りが別物になります。
では、具体的にどういったことに注意すればいいのかについて詳しく解説をしていきます。
アイコンタクトをとる
パドドゥにおいてアイコンタクトを取ることはとても大切です。
本番だけではなく、レッスンやリハーサルの段階からしっかりアイコンタクトをしていきましょう。
アイコンタクトを取ることでお互いの気持ちが全面に出され、踊りに深みが出てきます。
また、アイコンタクトを取ることでバランスの取り方や、その日の調子なども男性ダンサーには分かります。
アイコンタクトは演技の部分が多いと思われがちですが、テクニックや、踊りのクオリティーにも大きく関わってくることなので普段からアイコンタクトをしっかりとり、お互いの信頼関係を深める必要があります。
パドドゥが上手い下手はこのアイコンタクトの部分が大きく、踊りのクオリティーが上がらないペアはアイコンタクトが不足している事が多いです。
パドドゥとはお互いに信頼を預けるということ。
より良い作品にするためにも、アイコンタクトをしっかりすることをおすすめします。
呼吸を合わせる
呼吸を合わせることもパドドゥでは大事です。
というのも、パドドゥでは二人の動きが揃うことで初めて作品として成り立つからです。
呼吸があっているペアは些細な動きでも、動きが統一され安定感がでます。
この安定感がとても重要で、観ている側に安心感を与える事ができます。
また、男性ダンサーは基本的には女性ダンサーの呼吸を常に意識し、それに対してサポートを行います。
なので、普段からしっかり呼吸が使えていないとパドドゥをする時に苦戦してしまうので、レッスンでは呼吸の使い方を練習しておきましょう。
初めてのパドドゥでは男性ダンサーが優しくリードしてくれると思いますが、呼吸の使い方がスムーズにできるとリハーサルが円滑に進み、さらに作品のクオリティーを上げる時間に使えるので事前にしっかり把握しておきましょう。
丁寧に踊る
パドドゥは誰でも踊れる訳ではありません。
パドドゥは主役や主要の人物だけに許されたものであり、基礎がしっかりできている人だけが踊る事ができます。
ポアントを履くことも、ある程度基礎ができていないと許可がおりないスタジオがほとんどです。
なので、パドドゥを踊るためには基礎ができていることが条件になるので、普段のレッスンから基礎に力を入れておきましょう。
また、パドドゥのアダージオでは基礎の丁寧さが踊りの完成度に大きく関係します。
一人で踊る時よりさらに丁寧さが求められるため、一つ一つのポジションを正確にしておくといいでしょう。
自分の中では、少し丁寧に踊りすぎかな？と思うくらい基礎に意識するとちょうど良くなります。
男性ダンサーはバランスを直したり綺麗に見せることはできますが、基礎の部分を短い時間で修正することは難しいです。
事前に基礎をしっかり身に付けておくことで、リハーサルの時間を有意義に使うことができるのでパドドゥを踊ると決めたら基礎レッスンに力を入れていきましょう。
まとめ
今回は初めてのパドドゥを上手く踊るコツ3選についての解説でした。
上手く踊るコツについては下記の点を意識すると踊りが激変します。
- アイコンタクトをとる
- 呼吸を合わせる
- 丁寧に踊る
私もバレエ団やバレエスタジオにゲストとして出演しましたが、初めてのパドドゥでこれが出来ている人は稀です。
プロのバレエダンサーですら、こういったことに意識が向いていない人もいるのでパドドゥのクオリティーを上げたい人は意識してみて下さい。
これらの事がしっかり出来ていると男性ダンサーから躍りやすいと評判になり、より良好な関係を築けるでしょう。
パドドゥは基礎の集大成なので、毎日のレッスンを丁寧に行うことで必ず上達するので安心して下さい。
また、思いやりの気持ちがパドドゥをさらに良くします。
お互いを尊重し、いい作品を作りたいという気持ちを忘れないでください。
下記では初めてのパドドゥでの注意点について解説しているので参考にしてみて下さい。
秋風清晴
コメント