おすすめのバレエ団は?元バレエ団ダンサーが解説

バレエ

(※このページは2022年7月20日に更新されました)

今回は元バレエ団に所属していたバレエダンサーがおすすめのバレエ団を解説していきます。

バレエ団の特徴であったり、レパートリー、在籍ダンサーの層について書いていきます。



日本のバレエ団について

日本にはプロとして活動しているバレエ団がいくつかあります。

まずはどんなバレエ団があるのかを確認しましょう。

新国立劇場バレエ団

新国立劇場を専属劇場とするバレエ団。

設立は1997年

芸術監督は吉田都。

東京都渋谷区に拠点を置くバレエ団で古典から創作、学生・こどものための講演やバレエ研修所公演などを行っている。

チャイコフスキー記念東京バレエ団

設立は1964年

芸術監督は斎藤友佳理

東京都目黒区に拠点を置くバレエ団で775回の海外公演を達成。モーリスベジャールやノイマイヤー、キリアンとのオリジナル作品も上演するなどレパートリーが豊富である。

松山バレエ団

設立は1948年

総代表は清水哲太郎

東京都港区に拠点を置くバレエ団で古典バレエの創造的上演と現代バレエの新たな創造を理念として活動している。

谷桃子バレエ団

設立は1949年

芸術監督は髙部尚子

東京都世田谷区に拠点を置くバレエ団で古典から創作まで幅広く上演し、子どもや親子に向けたバレエ公演も実施している。

牧阿佐美バレヱ団

設立は1956年

芸術監督は三谷恭三

東京都中野区に拠点を置くバレエ団で三大バレエに加え日本初演となる全幕作品なども数多く手がけている。

スターダンサーズバレエ団

設立は1965年

総監督は小山久美

東京都港区に拠点を置くバレエ団で社会との接点を持つため地域活動にも力を入れている。レパートリーはピーターライト、バランシン、フォーサイスなど。

Kバレエカンパニー

設立は1999年

芸術監督は熊川哲也

東京都文京区に拠点を置くバレエ団で年間50公演観客動員数10万人、ほぼ毎年新作全幕バレエを上演している。

NBAバレエ団

設立は1993年

芸術監督は久保紘一

埼玉県所沢市に拠点を置くバレエ団でNBAバレエコンクールを主催している。

東京シティバレエ団

設立は1968年

芸術監督は安達悦子

東京都江東区に拠点を置くバレエ団で「バレエの楽しさと豊かさを、すべての人と分かち合う」ことを理念としています。

井上バレエ団

設立は1968年

理事長は岡本佳津子

東京都世田谷区に拠点を置くバレエ団で海外から多くのダンサーを招いて公演を行っている。

バレエシャンブルウエスト

設立1989年

総監督は今村博明

東京都八王子市に拠点を置くバレエ団で本公演とは別に清里フィールドバレエ公演も行っている。

貞松・浜田バレエ団

設立は1965年

芸術監督は貞松正一郎

古典バレエに加え創作作品を活動の両輪に公演を続けている。公演回数は1000回を超える。

法村友井バレエ団

設立は1937年

団長は法村牧緒

大阪市天王寺区に拠点を置くバレエ団でバレエ学校も併設。ロシアバレエのシステムが定着している。

地主薫バレエ団

設立は1988年

団長は地主薫

大阪府吹田市に拠点を置くバレエ団で2018年に30周年を迎えた。バレエ学校も併設している。

本田道子バレエ団

設立は1966年

学園長は本田亜委

大阪府堺市に拠点を置くバレエ団です。

バレエ団を選ぶ時のポイント

バレエ団を選ぶ時のポイントは基本的には自分が何を求めているかによって変わってきます。

レパートリーで選ぶ

好きなダンサーがいるところで踊りたい

キャスト入りを狙って挑戦したい

海外で踊りたい

など目的によって選ぶ場所が違います。

例えば、海外公演にたくさん参加したのであれば、東京バレエ団もいいでしょう。

あの有名な熊川哲也のもとで踊りたい。男性ダンサーならそう思う方も多いでしょう。

専属劇場を持っていてノーブルなダンサーが多くいる新国立劇場バレエなど、

他にも各バレエ団に強みがたくさんあります。

また、判断の一つとして持っていてもらいたいのが、所属しているダンサーが誰であるか。

バレエ団によって求めているカラーは違うので、オーディションに応募する際は注意してください。

また、一般企業と同じですが、離職、バレエ団を退団する人が多いカンパニーは要注意です。

団内でのトラブルであったり、ディレクターと求めているビジョンのズレがあるなど原因は様々です。

あとは、在籍しているダンサーの身長もある程度把握しましょう。

プリンシパル、ソリストは少し条件が違いますが、コールドバレエで入る際は身長が揃っているかなどもチェックに入ります。体型も重要視されるのでしっかりと準備しておきましょう。

次はバレエ団を受ける際に有利に働くポイントをお伝えします。



コンクールなどで実績をつけておく

日本ではアメリカなどと違って、いまだに履歴書での判断が多いのが現実です。

アメリカなどの企業では性別の公開すらも差別の一種とみられ履歴書の取り入れがなくなってきています。

しかし、日本ではその文化は残っていて今までの経歴を重視する傾向があるのでコンクールなどで受賞をすると良い意味で働きかけるでしょう。

一つの武器としてコンクールに挑戦するのはいいと思います。

おすすめは、ローザンヌ、ヴァルナ、ジャクソンのコンクールです。

まとめ

今回はおすすめのバレエ団についてでした。

自分が何を求めているか、バレエ団に入って何がしたいのかを軸にバレエ団選びをしてみてください。

バレエダンサーの現役での期間はとても短いです。

バレエ団選びに迷っている時は、公演をみてみましょう。

バレエ団のカラーが一番わかりやすく、団内の雰囲気やファンの客層も理解できるので一度足を運んでみましょう。

秋風清晴

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