【バレエコンクール】入賞者はこれで差をつける!元バレエ団員が解説

バレエ

(※このページは2022年7月14日に更新されました)

今回は【バレエコンクール】入賞者はこれで差をつける!元バレエ団員が解説についてです。

バレエコンクールで入賞する人はどんな人なんだろう?

バレエコンクールってぶっちゃけ何を見てるの?

とにかくテクニックを決めたらいいの?

など、コンクールの審査基準がわからない方も多いと思います。

私自身もコンクールにエントリーしましたが、なかなか結果が出なく勝ち方を知るまでは苦労しました。

バレエコンクールで上位を狙いたい方や、スカラーシップを狙う方などは、

今からお伝えするポイントをしっかり落とし込んでコンクールに挑んでみてください。

入賞できる人とそうではない人の違いを解説していきます。

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バリエーションを踊り込むのは当たり前!問題は基礎にある

コンクールに出るのであればバリエーションを踊り込むのは当たり前です。

バリエーションの完成度をみて審査員は判断するので、バリエーションは踊り込みましょう。

しかし、ここで入賞者の方と入賞できない人の違いが出てきます。

それは踊りの基礎の部分になります。

「いやいや、バリエーション審査なんだからバリエーションの練習をしないと意味がないのでは?」

それは全くの間違いです。

バレエは基礎の積み重ねがバリエーションの技術、見せ方に影響します。

逆算の発想にもなりますが、基礎の動きを組み合わせたものがバリエーションになるので、

バリエーションだけを練習していると、基礎の部分を練習する時間が削られ根本的な能力は向上できていません。

基礎スキルを上げないで練習した場合

1(基礎スキル)×3(時間)=3(結果

基礎スキルを上げて練習した場合

2(基礎スキル)×3(時間)=6(結果)

練習する時間が同じでも結果が2倍変わってきます。

特にバレエの練習をしている方ならお分かりと思いますが、長くて無駄なレッスンは何の生産性もうまないことです。

ただ闇雲に練習するより短い時間でも効果的に練習することが結果を出す人です。

また、オーバーワークは体に負担をかけ翌日のパフォーマンスに影響が出ます。

なのでどの仕事も同じですが時間は大切に使わないといけません。

上記で説明した通り、基礎スキルを上げないと同じ結果を出すのに2倍の時間がかかるので、

オーバーワークになりケアや情報収集する時間が削られます。

入賞者はプロのダンサーの踊り方や見せ方などを常にチェックしています。

今ではTwitterやインスタグラム、フェイスブックなど様々な媒体で生きた情報を確認することができます。

情報をインプット、アウトプットすることで第一線でプロとして活動している人が何を求められているかを把握しています。

練習後のケアを徹底する

プロとして活動している人は練習よりケアに時間をかけます。

バレエ団での舞台は月に何回もあり、本番が連日続くこともあるからです。

バレエ公演の舞台を観に行って当日にキャスト変更などを経験した人もいるのではないでしょうか?

ケアの時間が取れず、体を無理して動かしていた典型的なパターンがそれに当たります。

バレエコンクール出演者も同じで、普段何気無く練習する生徒よりも運動量が跳ね上がることで、

怪我をしやすい傾向にあります。

先ほど時間の大切さについては説明しましたが、上位入賞者は怪我をするリスクを一番に回避します。

怪我をすると踊り方は変わり、筋力を戻すのにも時間がかかる。

体型が変わり減量にも時間がかかるなど、メリットが一つもありません。

なので、練習後のケアは必ず行います。

ケアをする目的はいくつかあり、怪我の防止や翌日に疲れを溜めないことです。

積み重ねることでバレエ技術は向上され、それがバリエーションの出来にも関わるので、

翌日に疲れが取れていないことは致命傷になるからです。

レッスン後のストレッチは特に重要なのでしっかり行いましょう。

プロダンサーがケアを必須で行うのはケアの重要性を理解しているからです。

体幹トレーニングを習慣化する

入賞者に共通しているポイントは体幹が強く、体幹トレーニングを行なっていることです。

体幹が強くなるとテクニックが安定したり、パとパの間の動きがぶれなくなりムーブメントがしなやかになります。

また、体幹が強くなることでアレグロやグランワルツ時の着地の安定性が上がり踊りの精度が上がります。

体幹を鍛えることで呼吸筋である腹直筋などにも刺激がいくため、呼吸が楽になったり持久力が向上します。

レッスン中にも簡単にできるプランクをオススメします。

私はプランクで体幹を鍛えた結果ピルエットやアダージオに安定感が出ました。

優れたダンサーほど体幹トレーニングを取り得れているのでぜひ行なってみてください。

バレエを上達させるための記事も参考にしてみてください。

まとめ

今回はバレエコンクールで入賞者が意識して行なっていることについてでした。

私もプロで踊るようになってコンクールでの入賞者の共通点をずっと考えていました。

結果が残せる人は必ずこれらのことをしており、余裕を持っていました。

時間の使い方が上手いのも今後プロとして活動していく際に必要となるスキルなので、時間を有効に使いましょう。

また、レッスン中のプランクはオススメです。

私は1日に10分プランクをするようにしていました。

必ず変化が出るのでぜひやってみてください。

秋風清晴

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