【バレエ】初めてのパドドゥで気をつけること3選!元バレエ団員が解説

バレエ

(※このページは2022年8月8日に更新されました)

初めてのパドドゥで何を気をつければいいんだろう?

パドドゥをしたことがないから不安

男性と組むのが初めてで緊張する

など、初めてパドドゥを組む時に悩みが出てきてしまう人もいます。

最初のパドドゥは誰でも緊張することですが、あらかじめ不安に感じる点を抑えておくことでリハーサルがスムーズにいきます!

今回は初めてパドドゥを組む方や、今後パドドゥをする時に役立つことを解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。



コミュニケーションをしっかり取る

パドドゥを初めてする時に特に大切なのがコミュニケーションをしっかり取ることです!

これはリハーサル中の会話はもちろんですが、挨拶などの第一印象がとても重要です。

初対面での印象は挨拶の瞬間に決まります!

ハッキリ話せているか?顔が微笑んでいるかなど、第一印象には気をつけましょう。

また、一度円滑な関係ができるとスムーズにリハーサルを進めることができます。

初めてのパドドゥでよくあるケースは

  • 自分の意見が何も言えない
  • リハーサルがスムーズにいかない
  • お互いがコミュニケーションを取らない

などがあげられます。

次はより詳しく上記の点について解説していきます。

自分の意見が何も言えない

初めてのパドドゥで最も多いのが、リハーサル中に自分の意見が何も言えないことです。

これは緊張していることも影響はしますがパドドゥではお互いの意見をはっきり言うことが大切です。

もちろん初めてのパドドゥなのである程度男性がリードしてくれると思いますが、リハーサル中の分からないことや疑問に思うことはハッキリ言うことが重要です。

何も発信がないと不透明のままリハーサルが進行してしまうので、疑問に感じたらすぐに

もう一度練習したい!

もう一度教えてほしい!

などのアクションを行ういのがいいでしょう!

基本的に男性ダンサーは疑問が解決するまで、優しく練習してくれます。

良いリハーサルとはお互いの言いたいことを伝え、理解が深まることでクオリティーが上がることが着地点になります。

意味のあるリハーサルを行うためにも積極的に会話をすることをおすすめします。

一番行なって欲しくないのが、自分が納得していないのに男性の言われるがままにリハーサルが進んでしまい不完全燃焼になって終えてしまうことです。

こういったことにもならないように、コミュニケーションをしっかり取れる環境作りを心がけましょう。

リハーサルがスムーズにいかない

基本的に男性ダンサーは相手の意見を聞き入れ、それに対して対策を考えます。

ここが踊りにくいからこうしよう!

こうなっているからこの振り付けはどう?

など、臨機応変に対応してくれますがコミュニケーションが不足していると、そういった当たり前のことが円滑に行われなかったりします。

私も発表会の仕事でバレエ教室を回りますが、ギスギスした空気感のペアを見ることがあります。

リハーサルでは出来ていないアダージオの部分の修正などを行うのが基本ですが、パドドゥを終えた後もすぐに座り込み、お互いが違う人と話し始めたり個人の練習を優先する人もいます。

もうお分かりだと思いますが、作品のクオリティーが上がることはないでしょう。

バレエは本番中会話がありません。普段からお互いのことをしっかり把握しているペアとそうでないペアでは作品の完成度が大きく異なります。

また、見ている側も不仲そうな二人を見るより信頼関係があるペアを見ていたいものです。

リハーサル中にコミュニケーションを取らないことで、本番にまで影響が出てくるケースは多いので、自分の意見をしっかり伝えて納得のいく時間にしましょう

男性の方針に疑問があった時は、

私はこう思っている!

こうして踊ってみたい!

など男性と擦り合わせる時間を作ることで関係は改善されていくでしょう。

お互いがコミュニケーションを取らない

これは絶対にやめてください!

そもそもリハーサルにおいてコミュニケーションを取らないことは意味のない時間を作っているのと同じです。

リハーサルではお互いが意見をかわし、信頼関係を作ることで作品のクオリティーを上げていきます。

パドドゥの練習も大切ですがコミュニケーションが不足することで作品の完成度も変わってきます。

仮に、リハーサル中に会話が出来なかったとしても休憩中などに少しコンタクトをとってみるのもおすすめです。

そういった、一言が空気感をいい方向に運んだり信頼関係に繋がるので、少しずつでもいいので話してみましょう!

もちろん会話も含め男性がリードしないといけないところではありますが、男性ダンサーも人見知りの人も中にはいるので、お互いが歩み寄る事が大切になります。

納得がいくまで練習をする

リハーサルでは納得がいくまで、練習に付き合ってもらいましょう!

リハーサル時間は限られています。限られた時間の中でより効果的に練習をするためにも納得がいかない部分はしっかり練習したい旨を伝えましょう。

どちらか一方ではなく、お互いが納得できるまで練習するのが重要になるので、しっかり目的意識を持ってお互いが同じゴール地点を設けることが大切です!

男性ダンサーからしても積極的に練習をしたいと言ってもらえると嬉しいものです。

ちゃんと作品に向かい合ってくれているんだと実感することができるので、遠慮しないで練習に付き合ってもらいましょう。



汗をかいた時のためにレッスン着を用意する

レッスン着は複数用意しましょう。

レッスンやリハーサルではどうしても汗をかいてしまいます。

リハーサルでは激しい動きをするので汗をかいてしまうことは男性ダンサーも理解していますが、

実は男性バレエダンサーから好感が持てる人はこまめに着替えをしてくれる人だったりします。

作品によっては体全体でサポートすることも多いので、汗で滑ってしまうことも危惧して着替えは何枚か用意するのがいいでしょう。

男性ダンサーも女性とパドドゥを組むときに一番気にしていることは自分の汗を相手に飛ばしたくないことなので、お互いへの最低限のマナーとして考えておくことをおすすめします。

まとめ

今回は初めてのパドドゥで気をつけること3選についての解説でした。

ポイントとしては

  • コミュニケーションをしっかり取る
  • 納得いくまで練習する
  • 汗をかいた時のためにレッスン着を用意する

この3点を注意することをおすすめします。

初めてで不安な方もいると思いますが、上記の点を気をつけることで充実した意味のあるリハーサル時間になると思います。

また下記の記事では男性バレエダンサーが気にしていることについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

秋風清晴



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