(※このページは2022年9月8日に更新されました)
グランパドドゥって何が一番難しい?
バレエを踊っている方なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
バレエの醍醐味であるグランパドドゥですが、演目によって難易度が大きく異なります。
今回はグランパドドゥの難易度ランキングTOP10を元バレエ団員が紹介します。
人気の作品から珍しい作品までどれが一番難しいのかを予想してみて下さい。
【バレエ】グランパドドゥの難易度ランキングTOP10を紹介
グランパドドゥの難易度についてですが下記の点が判断基準になっています。
- アダージオの踊りやすさ
- 体力面
- リフトが多用されているか
アダージオの踊りやすさはもちろんですが、リフトが多用されていると難易度は跳ね上がります。
また、グランパドドゥでは体力がないと作品を踊り切る事ができません。
これらのことを踏まえランキングを紹介していきます。
10位 ペザント
10位はジゼルよりペザントのパドドゥ。
この作品は初めてのグランパドドゥに最適です。
リフトやピルエットなどが少なく、プロムナードなど基礎的な部分が多いです。
体力的にも他の作品と比べると踊りやすい事もポイントの一つです。
9位 青い鳥とフロリナ王女
9位は眠れる森の美女より青い鳥とフロリナ王女のパドドゥです。
この作品はプロムナードやピルエット、ショルダーリフトなどパドドゥの基礎が多く入っています。
アダージオではリフトが入っている事もあり、ペザントより難易度は上がります。
コーダでは体力的にもハードな部分が多いため、スタミナ管理が重要になるでしょう。
8位 コッペリア
8位はコッペリアのパドドゥです。
この作品は振付によって難易度が変わりますが、基本的には踊りやすい部類に入ります。
コッペリアでは二人の関係性を表現する必要があるので、演技力も重要になってきます。
体力的にはインターバルも多いので踊りやすでしょう。
7位 海賊
7位は海賊のパドドゥです。
この作品は発表会やコンクールなどで踊られることが多いです。
アダージオではパドドゥの基礎がしっかり入っているため、パドドゥ初心者の方にも挑戦しやすい作品です。
しかし、アラベスクリフトなどが入っているため作品としての難易度は高めです。
6位 眠れる森の美女
6位は眠れる森の美女のパドドゥです。
アダージオは基礎的な要素が多いですが、正確性や基礎が求められるため難易度は高く、クオリティーを上げるには踊り込むことが必須になります。
体力面的には楽な部類に入るでしょう。
5位 くるみ割り人形
5位はくるみ割り人形のパドドゥです。
この作品は振付や音楽が美しくとても人気のある作品です。
アダージオではリフトやピルエットなどが多く入っている他、表現力も必要になってくるため難しい作品の一つです。
踊り手によって作品の出来に変化が出やすいのも特徴の一つです。
4位 グランパクラッシック
4位はグランパクラシックのパドドゥです。
この作品は踊りの正確性に加え、気品を表現する必要があるため難易度は高いです。
また、アダージオ以外にバリエーションやコーダも難しいテクニックが入っているため、
高い技術が必要になるでしょう。
3位 サタネラ
3位はサタネラのパドドゥです。
この作品はスタミナ管理ができていないと踊る事が難しく、前半と後半での表現の違いなどを求められるため難しい作品です。
バリエーションでは男性は跳躍、女性はピルエットのコンビネーションが入っているのでテクニックが安定していなければ踊ることは難しいです。
2位 ラフィーユマルガルデ
2位はラフィーユマルガルデのパドドゥです。
この作品はアダージオからアレグロが入っているので全体を通して体力的に辛い作品です。
アダージオではリフトも多く、表現力も必要なためパドドゥ初心者にはハードルが高い作品です。
1位 ダイアナとアクティオン
1位はダイアナとアクティオンのパドドゥです。
この作品はリフトが多く、アダージオがとても難しいです。
また、小道具を使ったプロムナードなど他の作品とは違った難しさもあるのがポイントです。
それぞれのバリエーションでは高いテクニックが必要になり、コーダでも跳躍が多いため体力的にもハードな作品です。
まとめ
今回はグランパドドゥの難易度ランキングTOP10の解説でした。
どの作品も素晴らしく一度は踊ってみることをおすすめします。
また、下記では初めてのパドドゥにおすすめしたい作品について解説しているので参考にしてみて下さい。
秋風清晴
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