(※このページは2022年9月15日に更新されました)
バレエが向いているタイプはどんな人?
プロのバレエダンサーになれる子の特徴ってなに?
逆にどういった人がバレエダンサーには向いていないの?
など、バレエの講師をしているとこういった質問をされる事があります。
正直バレエでプロになって生計を立てれているのはごく少数の人達です。
そのくらい、バレエだけで生きていくのはハードルが高いです。
今回はそんな狭き門であるプロのバレエダンサーになるにはどういった人が向いているのか、
プロになれる子の特徴について元バレエ団員が解説していきます。
今後プロを目指していきたい方は参考にしてみて下さい。
【バレエ】プロになれる子の特徴とは?向いているタイプはこんな人
バレエダンサーは特殊な職業なので、向き不向きがハッキリしているので事前に把握しておく事で方向性が定まるでしょう。
そんなバレエダンサーですがプロに向いている方の特徴は下記のようなタイプです。
- 目的を持ち続ける事のできる人
- 追求心がある人
- メンタルを保てる人
- 物事の先読みができる人
- 行動力がある人
- 自分に厳しい人
これらの事がプロになれる子の特徴になっています。
では具体的にどういった事なのかについて解説していきます。
目的を持ち続ける事のできる人
プロのバレエダンサーになれる人の特徴は常に目的を持ち続ける事のできる人です。
バレエ団に入りたい、プロのバレエダンサーになりたいという目的を持ち続けれる事ができなければプロになることは難しいです。
プロになるためにはバレエ団のオーディションを通過する必要があるため、計画的に物事をクリアする必要があります。
そのためには厳しい練習が必須になるので、目的が持ち続ける事ができないと挫折してしまう原因になってしまうでしょう。
プロになるまではもちろんですが、プロになってからも目的を保つ事が重要なので常に目的意識を持っているタイプの方がバレエダンサーには向いていると言えます。
追求心がある人
追求心がある人はバレエダンサーに向いています。バレエは基礎を積み重ねる事で技術を高めています。
技術力や表現性が優れていないとバレエダンサーとして第一線に立つことは難しくなるため、常に踊りのクオリティーを上げ続ける必要があります。
それには追求心や高い集中力、忍耐力が必要になるので自分磨きが苦手な人はバレエダンサーには向いていないでしょう。
バレエの技術の向上は思っているより時間がかかり、コツコツと積み重ねるものです。
長期的に物事に取り組むことができる人じゃないとバレエを続ける事は難しいので、飽き性じゃない事が大前提と言えるでしょう。
メンタルを保てる人
どの仕事でも必要になってきますが、バレエダンサーにも強いメンタルが必要になります。
プロになる前も、プロになってからもメンタルを保つ事ができないと結果を残す事が難しくなります。
練習中の怪我やバレエ団に入ってから舞台のキャストに入れないなど、踊ること以外の問題も出てくるため自分のメンタルをコントロールする力も必要になってくるでしょう。
実はバレエダンサーになるために一番必要なのはこういったメンタル面が強い事だったりします。
ダンサー同士は仲間であり、ライバルでもあるので自分を強く持っていないと勝ち残る事は難しいと言えます。
逆にメンタルが強いとあらゆる問題を乗り越えることができるため、プロとして活動していく事も可能でしょう。
物事の先読みができる人
バレエダンサーにとって物事を先読みする力はとても重要です。
人間関係はもちろんですが、舞台では様々なイレギュラーが起きます。
それに対し迅速に対処する必要があるので、常に物事の先を考えて動ける人がバレエダンサーに向いていると言えるでしょう。
プロになってからはバレエ団の舞台や外講師として指導にあたりますが、共演者とのトラブルや保護者との意見の違いなど問題も多いです。
問題解決能力に加え、事前に対応することで問題を発生させない事も大切になります。
バレエを踊っているだけではなく、社会人として多角的に見れることもプロのバレエダンサーになるためには重要になってくるでしょう。
行動力がある人
プロのバレエダンサーになれる子の特徴は行動力のある人です。
行動力がないと舞台出演やキャストを掴み取ることができません。
また、バレエ団に入るためにはバレエスタジオなどで練習を積み重ねる必要がありますが、
スタジオ内でも行動力がないと講師の先生にしっかり見てもらえない事もあります。
やる気や行動力はバレエの講師の方は重要視しているポイントなので、普段のレッスンからやる気があることをアピールすることが大切です。
もちろんバレエ団に入ってからもアピールは必要ですし、目標を達成するための行動力は必須と言えます。
バレエ団に入ってからは状況によっては舞台のサポートであったり踊る事以外の仕事も受け持つことになるので、そういった際にも行動力が求められるでしょう。
自分に厳しい人
最後は自分に厳しい人です。
これは技術的な事でもありますが、自分に納得しない人という意味です。
バレエに完璧や完成はないため、納得してしまえばそこで成長は終わります。
バレエは追求しクオリティーを向上させ続ける必要があるので、常に自分に厳しく目標を持ち続ける事が大切です。
また、自分に厳しくできる人は他人に優しく接することができるようになるので、指導者として力を発揮することができるようになるでしょう。
自分は踊れても人に教えることはできないダンサーは多いので、指導者として優れたダンサーになる事も目標に持つことで今後のビジョンをイメージしやすくなります。
自分に厳しく、他人に優しくできるダンサーはバレエ団でも人格者としての地位が確立されるので、バレエ団をサポートする側としても重宝されるでしょう。
まとめ
今回はバレエでプロになれる子の特徴、向いているタイプについての解説でした。
プロのバレエダンサーになることができるタイプは下記が優れた方です。
- 目的を持ち続ける事のできる人
- 追求心がある人
- メンタルを保てる人
- 物事の先読みができる人
- 行動力がある人
- 自分に厳しい人
バレエダンサーにはこれらのことが求められるため、今後プロになろうと考えている方は参考にしてみて下さい。
また、下記では日本でバレエダンサーとして食べていくにはどうしたらいいのかについて書いています。
日本と海外ではバレエ文化が違うため参考にしてみて下さい。
秋風清晴
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