【バレエ】発表会の参加費用はいくらが相場?元バレエ団員が解説

バレエ

(※このページは2022年8月2日に更新されました)

【バレエ】発表会の参加費用はいくらが相場?元バレエ団員が解説

バレエの発表会に出たいけど参加費用の相場が気になる方もいるのではないでしょうか?

今回はバレエの裏側でもある発表会参加費用について元バレエ団員が解説していきたいと思います。

大多数の方はバレエ教室を1ヶ所しか経験していないので、比較することが難しいです。

事前に発表会費用を認識しておくことで、発表会への参加の有無を判断しやすくなるのでぜひ参考にしてみてください。



参加費用の相場は5万から

発表会での費用の中には以下のものが含まれています。

発表会出演料

衣装代

会館や楽屋の使用料

舞台スタッフの人件費

メイクスタッフ人件費

舞台装置

リハーサル料(スタジオにより異なる)

それぞれについて詳しく説明していきます。

発表会出演料

発表会への参加費になります。

発表会に参加する生徒は通常のレッスン以外にもリハーサルを行います。

通常レッスン枠以外での練習が追加されることもあり、基本的には追加でのリハーサル費用の請求は行われません。

この費用の中には参加費の他にリハーサル料が含まれているスタジオが多いです。

衣装代

バレエ本番で使う衣装の代金です。

基本的に舞台では2作品を踊るケースが多く、それに伴い衣装も2着借りることが一般的です。

衣装代は衣装の種類や制作日によって異なり、新しい衣装ほど高額になります。

また衣裳代の中にはティアラなども含まれていることが多いです。

好みの装飾を施したい場合は別途支払うケースもあります。

衣裳代は種類により料金が様々なので、スタジオによってはどんぶり勘定のところもあるので注意が必要です。

会館や楽屋の使用料

舞台当日に使う会館や楽屋の使用料です。舞台は時間貸しが主なので、朝から夕方にかけての公演なのか、前日から使用し二日間レンタルする、など条件によって費用が大きく異なります。

楽屋の数によっても料金は変わり、室料の他に光熱費などが含まれていることが多いです。

また、楽屋代わりにリハーサル室などを借りる場合も使用料がかかってきます。

場合によっては生徒の人数が多いと、一人当たりの費用が減額されることもあります。

舞台スタッフの人件費

舞台に関わるスタッフの人件費です。

この中には舞台監督、照明スタッフ、音響スタッフ、装置の転換などを担当するスタッフの費用が含まれています。

基本的には日当で、スタッフの人数により費用が増減します。

最近では舞台スタッフをスタジオ関係者で行うところもあります。

大きな規模の舞台になるほどスタッフ代はかかりますが、優れたプロのスタッフが入ることで舞台の完成度が跳ね上がります。

メイクスタッフ人件費

舞台に出る出演者は必ず舞台用のメイクを施します。

バレエ初心者や小中学生はメイクのスタッフがつき、舞台用の特殊なメイクをします。

舞台経験者は自分でメイクをすることが多いですが、基本的にメイクスタッフは本番に常駐しています。

また衣装の背縫いや早着替えなども担当し、舞台を円滑に進めるためにサポートしてくれます。

バレエスタジオのOBや、チャコットから派遣で来てくれることが多いでしょう。

舞台装置

舞台上でのセットです。

大掛かりな装置は舞台では欠かせませんが、この装置の数や規模によって費用が変わってきます。

また、装置の転換などでは必ずスタッフが必要なため、舞台装置が増えると必然的にスタッフも増やすことになります。

全幕公演などになると、多くのスタッフが関わるので費用が上がる要因の一つになります。

リハーサル料(スタジオにより異なる)

これはバレエスタジオによって変わりますが、本番に向けてのリハーサルが増えるとリハーサル料を別途請求するスタジオもあります。

私も現役で踊っている時に何度か相談を受けましたが、事前に主催の先生に確認をとった上で発表会へ参加するかを決めるのがいいでしょう。

発表会費用は決して安いものではないので、しっかり対策していきましょう。

舞台に参加する上で注意してほしいこと

バレエスタジオによってはこの他にプラスで追加されることもありますが、大まかにはこういった内容が含まれています。

参加費用は5万からとありますが、これは舞台でかかる最低限の価格なので基本的には5万以上と考えておくといいでしょう。

通常では参加する生徒の人数で逆算しながら舞台を計算します。

バレエスタジオ側も商売なので、あまりに損失が出るものに対しては積極的に打ち出せないからです。

しかし、発表会の費用はスタジオ側が定めるものなので、当然高額なバレエスタジオもあります。

舞台制作において追求すると費用はどんどん上がっていくので、納得できる金額でないと発表会への参加が難しいかたもいます。

理想はバレエスタジオに入るタイミングで発表会についての費用を聞いておくこと。

発表会費用が30万かかった、追加のリハーサル料金を請求された、急に男性と組むことになって高額なギャラを払うことになったなど、そういった話はよく聞きます。

発表会参加を失敗しないためにも、参加する際には細かい費用の内訳を事前に擦り合わせておきましょう。

まとめ

今回は発表会の参加費用の相場についての解説でした。

バレエスタジオによって発表会費用は異なり、営利目的で発表会をするスタジオも多いのが現実です。

バレエスタジオは主催の先生によって良くも悪くもなります。

スタジオを見極めることが大切で、それによって生徒の将来が大きく変わってきます。

下記の記事では正しいバレエ教室の見分け方について解説してるのでぜひ参考にしてみてください。

秋風清晴



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