(※このページは2022年10月13日に更新されました)
バレエの舞台で演技を上手くするにはどうすればいい?
バレエを踊っている方なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
バレエ教室では踊り方は教えてくれても演技のやり方を教えてくれる先生は少数です。
マイムが苦手
どうやって練習したらいいのかわからない
人前で演技をするのが恥ずかしい
など、踊る事と違って演技には抵抗を感じる方も多いです。
今回は元バレエ団員がバレエの舞台で演技を上手くするためのコツと練習方法について解説していきます。
バレエ初心者の方にも実践しやすい内容になっているので参考にしてみて下さい。
【バレエ】演技を上手くするためのコツについて解説!これを意識すればマイムが劇的に変わります
まずは演技を上手くするためのコツについて解説していきます。
演技力を高めるためには下記のことを意識することが大切になります。
- 自信を持って行う
- 動きを大きくする
- 日常生活をイメージする
- アイコンタクトをしっかりとる
演技を上手く見せるために必要なのはこの4つです。
では具体的にどういったことなのかについて解説していきます。
自信を持って行う
演技を上手く見せるためには自信を持つことが大切です。
自信を持って演技をしないと客席まで自信のなさが伝わってしまいます。
本番までには何度かリハーサルをしていると思うので自信を持って演技をすれば問題ないです。
本番は普段通りに演技を行い、作品を観てもらっていることを忘れないように心がけて下さい。
舞台での演技のコツはゆっくりと丁寧に行うこと、正面を向きすぎない事に注意しましょう。
半身ずらして斜めに見せる事で動きを出すことができるので、演技を上手く見せたい方は実践してみて下さい。
動きを大きくする
レッスン場と舞台では規模も違うこともあり、演技が小さいと舞台では上手く見えません。
なので、舞台ではレッスン場で演技しているよりオーバーに演技をすることで上手く見え、存在感も出すことができます。
身振りや手振り、動きや表情だけで客席まで伝えないといけないので全体的に演技を大きくすることを意識してみて下さい。
例えば、机の上から何かを取るような演技の場合はしっかりと何を取ったのか、それをどうするのかといった過程ををゆっくりと見せられるといいでしょう。
日常生活をイメージする
演技は日常生活の延長にあります。演技をする時は日常生活でどういったことをしているかを意識する事が大切になってきます。
例えば、携帯電話に電話がかかってきたとします。
画面を見て誰からの着信からかを確認して、その後に電話に出るか出ないかを決めると思います。
演技でもそういった部分は変わらなく演技と言われる大部分は普段の生活でしている事だったりします。
演技をする際は普段自分がどういった感じに行動しているかを思い出してみて下さい。
普段の行動に少し動きを出してあげる事で演技が格段に上達します。。
アイコンタクトをしっかりとる
日常生活においてもアイコンタクトは大切ですが、舞台ではそれ以上にアイコンタクトは必須になります。
特にバレエの舞台では言葉を発する事がないので、目での演技力が重要になってきます。
共演者同士もアイコンタクトが取れることで意思疎通が伝わりやすくなり、演技がスムーズになるため舞台におけるアイコンタクトは作品のクオリティーをあげる大切な要素と言えるでしょう。
また、客席からも目の動きもしっかり見られます。
目の動きで演者がどういったことを伝えたいのか、どういう話なのかを汲み取るためアイコンタクトは普段よりハッキリとすることで観客側にもより伝わりやすくなります。
踊りの部分でもアイコンタクトがしっかりできていると男性と組むパドドゥなどが安定するので、
舞台に立つ方は目の使い方なども視野に入れてみて下さい。
演技が上手くなるための練習法
次は演技が上手くなるための練習法について解説していきます。
演技をより上手く見せるための練習は日常生活から簡単に学ぶ事ができます。
中でも、おすすめしたい練習方はこちらになります。
- 舞台を観る
- ドラマを見る
- 本を読む
- 人間観察をする
それでは具体的な解説をしていきます。
舞台を観る
演技の勉強をするなら舞台を観に行くのが一番です。
舞台を観る事で演者の方の動きや舞台での表現の仕方などが学べるため、演技を上達させたい方は舞台を観るのがオススメです。
しかし、舞台を観るといってもハードルが高い方もいます。
そんな方にはYouTubeなどで演技の勉強をすることをおすすめします。
今では舞台の映像などをSNSで簡単に見る事ができるようになったので、参考にしてみるのもひとつの手です。
ですが、可能であれば舞台鑑賞を強くおすすめします。
舞台ではその場の雰囲気や緊張感が伝わるため、演技を上達させたい方は必ずプラスの経験になるでしょう。
ドラマを見る
またドラマを見ることもおすすめです。
ドラマでは小道具を使った日常的な雰囲気を作る事に長けているので、ドラマを通じて演技の幅を広げるのもいいでしょう。
ドラマで学ぶメリットは簡単に見ることができることに加え、違和感のない演技を盗む事ができる事です。
誰でも1人は好きな俳優さんや女優さんがいると思うので、そういった方を参考にしてみて下さい。
カメラへの見せ方も学ぶことが出来るので、実践向けな学び方の一つとも言えるでしょう。
本を読む
より演技力を高めたい方は本を読むことをおすすめします。
本を読むことで想像力がつき、独創的な部分を養うこともできます。
演技を型にはめてしまう方もいますが、表現の幅は無限です。
もちろん、バレエマスターやミストレス、振付家に指摘されたら改善する必要がありますが、独自的な表現を持ったダンサーは需要が高いです。
作品によっては日常生活から掛け離れた作品もあります。
そういった時に非日常の事にも発想が膨らみ、表現する事ができれば希少な舞台で欠かせないダンサーの1人になっているでしょう。
人間観察をする
演技が上手くなるための練習法で一番効率が良いのが人間観察です。
通学中、通勤中など時間を有効に使うことができます。
また、いろいろなタイプの方を見る事で先入観がなくなり発想の幅が大きく広がるので演技力が格段に上がります。
演技をする方にとって一番大切なことは決めつけないことです。
演技の仕方は人それぞれなので常に新しいことを吸収する事が大切です。
発想の幅を広げて自分ならではの演技を見つける事が重要と言えるでしょう。
まとめ
今回は演技を上手くするためのコツと練習法についての解説でした。
演技を上手くするためのポイントは下記の点が重要になります。
- 自信を持って行う
- 動きを大きくする
- 日常生活をイメージする
- アイコンタクトをしっかりとる
これらのことを意識するだけで演技力は劇的に変わるので参考にしてみて下さい。
続いて、演技を上手くさせるための練習法でおすすめしたいのはこちら。
- 舞台を観る
- ドラマを見る
- 本を読む
- 人間観察をする
舞台の完成度をあげるためにはマイムといった演技の部分が重要になってくるので、練習の一環として取り入れてみて下さい。
また、下記では舞台で失敗しないために行うことについて解説しているので参考にしてみて下さい。
秋風清晴
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