(※このページは2022年8月9日に更新されました)
アレグロってなんでこんなに難しいの?
そう思う人も少なくはないはず、なぜなら私も最初は苦手だったからです。
グランワルツは得意なのになぜかアレグロになるとついていけなかったり、少し諦めかけた時期もありました。
どうにか改善をしたくて試行錯誤を繰り返し、特訓を重ねました。
すると、ある日を境にアレグロが激変しました!
今回はそんなアレグロが上手になるためのコツを元バレエ団員が解説していくので、アレグロ上達までの参考にしてみてください。
【バレエ】アレグロが上手になるためのコツ3選!
私がアレグロを上達させるために行ってきたポイントか下記の3点。
- 体幹を鍛える
- 内腿の感覚を覚える
- 上半身の動きを連動させる
これらを行うことでアレグロが激変しました。
では、早速具体的にどういったことをしたのか解説していきます。
体幹を鍛える
アレグロが苦手な人の特徴は体幹の弱さです!
体幹が弱い人は基本的に速いパが苦手で、下半身と上半身がバラバラになっているのが原因の一つです。
具体的には、下半身は頑張っているけど上半身が取り残されている状態で、動きがボテッとした感じになっている人が多いのではないでしょうか。
アレグロはとても速い動きなので、何も考えずに普通に行うと少しずつ上半身がずれてきます。
なので、あらかじめ体幹を強くし速い動きにも耐えれる体を作る必要があります。
また、体幹を鍛える本当の意味はもうひとつあって、飛んだ時にお腹が開いてしまうのを防ぐためでもあります。
シャンジュマンひとつにしてもお腹が開いたり、逆に背中が反ってしまう人も多いです。
この問題点を改善しないとアレグロが上手になれません!
私が行ったことは、レッスン中にバーレッスンやセンターレッスンを録画しました。
そうすると、普段自分が気がついていない癖を把握する事ができます。
特にセンターでのアレグロでは、お腹は開き放題、背中は反っているし、そりゃあアレグロが上手くいかない訳だと逆に納得することができました
なので本気でアレグロを上達させたい人はレッスンを録画することをおすすめします!
もちろんスタジオ側に許可を取った上で行ってくださいね。
体幹を鍛えるために行うことはプランクで十分です!
こういった姿勢のやつですね。
これは体幹を鍛えるのに特に効果的です!
注意点としてはお尻が下がったり、逆にお尻が上がったりしないように床と並行になるように意識しましょう。
私はこれを1日に10分行うことで、アレグロが改善しました!
最初は10分は少し厳しい人もいると思うので、1分を3セットを目安に行ってみてください。
体幹は強くなり痩せやすくもなるのでとてもおすすめです!
また鍛えた後は必ずストレッチをしてください。そうすることでさらに痩せやすい体になれます。
ストレッチと痩せやすい体の関係については下記記事を参考にしてみてください。
内腿の感覚を覚える
バレエのアレグロでは飛ぶだけじゃなく、飛んでる最中に足を交差したり着地が片足だったりとコンビネーションによって内容が大きく変化します。
トロアやサンクなど、バレエ初心者からしたら「何それ?」というようなテクニックが自然と入っていたりします。
アレグロが苦手な人はアッサンブレやカトルにも抵抗があるひとがいます。
アレグロでは基本的に内腿の力を使って行うので、内腿のトレーニングは必須です。
例えば、シャンジュマンを行う時に5番ポジションから上がっていくと思いますが、足を交差する時にずっと足が離れている人がいます。
本来シャンジュマンではすぐに足を交差させるものなので、内腿の力を常に使っています。
アッサンブレも同じで、出した足を軸足に引き寄せるのが本来の使い方です。
特にアッサンブレは内腿の使い方が悪いと綺麗に飛ぶことはできず、バッチュなどをする際は内腿の意識がとても大切になります。
内腿の鍛え方は下記の写真で説明します。
床で横向きになって行うトレーニングで内腿の感覚を出すのにとても効果的です。
下の足を上に上げ下げする簡単なトレーニングですが、内腿が弱い人にとってはハードなトレーニングになります。
しかしこれを行うことで、アッサンブレやシャンジュマンなど踊りの基礎がどんどん向上していくのでぜひ行ってみてください。
上半身の動きを連動させる
個人的にはこれが一番大切なのではないかと思っています。
ここでの上半身との動きの連動とは上半身のアームスのことも意味します!
アレグロが得意な人を見ていると上半身がブレていないことに加えアームスの使い方がとても綺麗です。
これにもしっかり関係性があり、アームスを使うことで下半身の動きを円滑に連動させることができます!
アレグロでは上半身の力を上手く使うことで下半身の動きを楽にする事ができるので、アレグロではアームスの使い方を意識することが大切です。
例えばアッサンブレのコンビネーションではアンバーからスタートし、グリッサードでアンナバンからアラセゴンにアームスを持っていきますが、この時にアームスの動きがスムーズでないと動きは連動されず、下半身だけで頑張って飛ぶことになります。
上半身と下半身が連動することで、難しいアレグロが簡単にできるようにまずはアームスの動きを復習しましょう。
アレグロはアームスの動きでほとんど決まると言っていいくらい重要なのでしっかり練習してみてください。
まとめ
今回はアレグロが上手になるためのコツ3選についての解説でした。
ポイントについては下記の3点を改善すればアレグロが劇的に変わります。
- 体幹を鍛える
- 内腿の感覚を覚える
- 上半身の動きを連動させる
アレグロといえば下半身の動きばかり注目されますが、実際にはアレグロでは上半身の動きが大きく関わっています。
上半身をしっかりトレーニングすることで必ずアレグロを克服できるようになるのでぜひレッスンで取り入れてみてください。
また下記では踊り方を激変するために必要なことを解説しているのでぜひ参考にしてみて下さい。
秋風清晴
コメント