(※このページは2022年7月15日に更新されました)
ダイエットにはバレエが優れている
今回は元バレエ団員がバレエとダイエットの関係性について解説します。
私自身、バレエ団で生活をしていてふと感じたことがありました。
あれだけ食べているのになんで太らないんだろう?
ラーメンとか、ご飯とか、ケーキとか毎日食べてるのになんで体型が変わらないんだろう?
同業者であれスタイルが変わらないことに敬意を払っていました。
もちろん当時は私も四六時中バレエをしていたので痩せていましたが、それに気がついたのはバレエを辞めてから一年が過ぎた頃でした。
踊っていた時に比べ体重は15キロ増え、昔着ていた服が入らなくなったからです。
自分では、バレエをやめた以外生活の変化はないですが、これだけの体重の変動は体にも負担をかけてしまいます。
早速ですが、ダイエットをする上でバレエがどれだけ適しているかをあげていきます。
バレエには有酸素運動、無酸素運動の効果がある
みなさんがダイエットと思うと有酸素運動を思い浮かべる人が多いと思います。
有酸素運動はダイエットにおいて重要なことですが、筋肉を分解してエネルギーにしてしまうことからも無酸素運動がオススメされています。
無酸素運動は筋トレのような動きを指します。腕立て伏せや、スクワットのような動きです。
有酸素運動はランニングやウォーキングなどでその違いは分かり易いです。
基本的には筋肉量を増やすことで代謝をあげ、痩せ易い体を作ることが大切です。
脂肪より筋肉のほうが20%ほど重たいので、一見体重を減らすためには筋肉を減らせばいいと思いがちですがリバウンドしやすく不健康な痩せ方になってしまいます。
バレエには有酸素運動、無酸素運動の両方の動きが合わさっています。
レッスンをすることで機能改善や持久力が向上、激しい筋トレ要素があるエクササイズで筋肉量が上がります。
バレエのレッスン内容にはダイエットに必要な動きの全てが入っているので、
自然と痩せてしまう、痩せ易い体質を作ります。
また音楽と一緒に踊るので、無理なく楽しく体を動かすことができるのでダイエットを目的としている人にはバレエを強くオススメします。
ストレッチをする習慣がついている
ダイエットにおいて筋トレとストレッチの重要性は今では当たり前になっていますが、バレエでは暇さえあればストレッチをしています。
リハーサル中や、雑談中、待機中などバレエ団員はストレッチをしないで待つということは基本的にないです。
そのくらいストレッチが日常生活の大部分を占めており、習慣化されているからです。
もちろん、柔らかくないと技術が上がらない、テクニックができないなど理由はありますが痩せたいからストレッチをしているダンサーはまずいません。
そもそも太っている人がいないのがプロダンサーですが、痩せ易い状態を自然と作っているのが正しい表現でしょう。
しかし、一度バレエから離れるとストレッチをしなくなります。
その結果、血管内の老廃物が溜まり代謝が悪くなり太り易い体になってしまいます。
バレエスタジオでレッスンを行うと自然とストレッチをする時間が増えるのでバレエがダイエットに適しているポイントの一つにもなるでしょう。
消費カロリーが摂取カロリーを上回っている
バレエダンサーは本当によく食べます。
ラーメンでも、パスタでも、焼肉でもケーキでも。
しかし体型が変わらないのは消費カロリーが摂取カロリーを上回っているからです。
バレエダンサーの運動量ですが、作品や演目にもよりますが大体決まっています。
朝のレッスンを1時間半から2時間、リハーサルが4時間から5時間。
その後バレエ教室や発表会に向けての練習が2〜3時間。
少なく見積もっても7時間半は動いていることになるので、その運動量は計り知れません。
筋トレやストレッチで痩せ易い体質が作れていて、長時間踊っているので自然と筋肉質で無駄のない体になっていきます。
まとめ
私自身バレエ団員として働いていた時に、太らない体が武器の一つでもありました。
好きなものを好きなだけ食べ、しかし体は細く強い。
それが強みでもありました。もちろん運動量が多く、人より筋トレなどの時間は多くとっていたことも関係はありますが仕事にプラスの影響を与えていました。
しかし、バレエをやめて普段通りの食事をしていると一気に15キロも太ってしまいました。
それほどにバレエの運動強度は素晴らしく、痩せるにはしっかりとした運動が必要なんだと再確認しました。
今ではオープンクラスなどにひっそり行ってダイエットを頑張っている最中です。
ダイエット初心者の方もぜひバレエで減量することに挑戦してみてください。
秋風清晴
コメント