正しいバレエ教室の選び方

バレエ

(※このページは2022年7月20日に更新されました)

今回は正しいバレエ教室の選び方についての記事です。

元々バレエを習っていた筆者がバレエ教室の選び方のポイントと、

注意しなければなれない教室の特徴をあげていきます。

今からバレエを習う方や、娘や息子にバレエを習わしたい方も多いと思います。

バレエ教室選びはとても大変ですが、

失敗しないためにもあらかじめ知識をつけておくことが重要です。



スタジオ講師のプロフィール

まず第一に確認してもらいたいことが講師のプロフィールです。

どこの先生に学び、どこに留学し、その後どこのバレエ団で活動しコンクールでは何を受賞したか。

判断基準は人それぞれですが、まずはどういった経歴があるのかを把握しなければその後のビジョンが明確になりません。

コンクールに出たりして経歴をつけたい、発表会など舞台に多く立ちたい、舞台は出たくないけど練習はしっかりしたい、海外に留学や就職をしたい。

いろいろな目的の方がいるので、それに合ったスタジオを選ばなければいけません。

海外に留学したいのに留学に関して無知な先生や、将来バレエ団を狙っているがそもそも先生がバレエ団で活動をしたことがない。

コンクールに入賞したいのに、コンクールでの勝ち方がわからない先生など様々な先生がいることも事実です。

プロフィールを吟味してから一度体験レッスンに参加するのがいいでしょう。

スタジオの空気感や生徒のレベルなどを把握してから慎重に選ぶことが大切です。

また、ホームページなどでプロフィールなどを書いていない先生もいますが、基本的にはバレエは実績です。

実績がものを言うので確かな経歴を持つ先生がベストでしょう。

スタジオの環境

スタジオの安全性、広さ、天井高

バレエスタジオ選びで重要になるのがスタジオの環境になるでしょう。

バレエダンサーは足先で繊細な動きをします。

運動効果がとても激しいバレエでは足の負担を減らすために床に特殊な補強を施します。

それはダンサーにとっては踊りやすくなったり、足腰の怪我を軽減させることができます。

床緩衝材やレッスン中の音が騒音にならないよう、防音性、床材の上にリノリュームをしっかり敷いているかなど確認することは多いです。

また天井の高さであったりスタジオの広さ、更衣室の有無や駅までの距離、夜間の人通りなどを事前にチェックしましょう。

特に小さい頃はいいですが、身長が伸びた時に天井に手が届いてしまうなどは注意が必要です。

スタジオの広さは天井高が4メートルもあれば男性とのリフトも問題なくできます。

実際は4メートル取れているスタジオはほとんどないと言っていいでしょう。

横は7メートル×13メートルあれば十分に動けるでしょう。

特に舞台やコンクールに力を入れるのであれば、舞台を想定した動きが必要になるので広いスタジオが選択肢の一つになるでしょう。

更衣室の有無

更衣室の有無は大切です。

スタジオによってはスタジオ内にカーテンを仕切ることで更衣室スペースを確保しているところもあります。

この場合できるだけスタジオのスペースを取るために更衣室スペースを削っています。

もちろんそれでも問題ないと思いますが、クラスの入れ替え時にカーテンが開いたり、踊っている子や着替えている子がお互いに気をつかっていることは生徒のモチベーションが下がり、生産性を下げる原因の1つになるかもしれません。

また保護者の方がクラスを見ることは可能なのか、

迎えにきた際の待合室があるかも確認してください。

スタジオによってはレッスン風景を公開しないスタジオもあるので、入会時にしっかりと説明を聞いてください。

基本的には最初に聞いておかないと後から言われた時に腑に落ちないことも出てくると思います。

駅からの距離、夜間の人通り

駅からの距離はもちろん大切ですが、事前に確認してほしいのが夜間の人通りです。

基本的にスタジオ外でのトラブルはスタジオの先生は責任を持ってくれません。

特に小中学生はレッスンが終わった後に、日が暮れていることもあるでしょう。

保護者のお迎えがあれば問題ないですが、そうも言っていられない家庭もあるので、安全性が確保できているかを確認してください。

また車で迎えに来た際の駐車スペースも合わせて確認しておきましょう。



先生と生徒の距離感

スタジオを見に行った時に気をつけてみて欲しいのは先生と生徒の距離感です。

これは重要で、生徒間での差別化を意味します。

簡単に言うと、気に入っている生徒と、そのほかの生徒で扱いを変えてしまう先生も多いです。

若い先生にはよくあることですが、生徒間での差別化などあってはならないことです。

そのほかには、特定の生徒だけを呼び他の生徒に聞こえないように話すこと。

もちろん個人的な話もあるので一概には言えないですが、バレエスタジオの講師はグループ化を図る方が多いです。

特定の生徒と仲が良いと他の生徒は居心地が悪くなってしまいます。

居心地を悪く感じた生徒はその後顕著に出るのがバレエ教室を去る時にグループで一斉に辞めることがそれにあたります。

教室内でのグループ化が自然と起きてしまっていることがあるので、見学に行った際は生徒が孤立、またはグループ化してないか、先生が生徒にフェアかを見てください。

発表会費用

発表会費用はスタジオを選ぶ際の目安になります。

5、6万から30万くらいかかる場所などスタジオによって様々です。

この発表会費用については、スタジオが独自に決めていることで地域によって費用が変わります。

その中には衣装代やメイク代、スタッフや舞台装置などが含まれています。

しかし、あまりにも高額な発表会費用を請求されることもあるので、あらかじめ発表会は任意なのか、発表会費用はいくらなのかを聞いておきましょう。

また請求された際はその内訳をしっかり書面でもらうことが大切です。

バレエ講師の先生にとって発表会は収益が出やすいので、ここで先生の本質が見抜けるでしょう。

月謝以外にその他の費用がかかるのか

バレエを始める前に月謝以外に何が必要かをしっかり把握しましょう。

レッスン着、レオタードは自由なのか。

ワークショップは参加必須なのか。

スタジオを休会する時に費用はどのくらいなのか。光熱費は請求されるのかなど。

特に光熱費などは、それを収益にしようと考えている先生もいるので、一つの判断材料となるでしょう。

昨今は急な月謝の値上がりをするスタジオもあるので、気になる点は聞いておきましよう。

一族経営になっていないか

バレエ教室を探す時に注意深く見るポイントはスタジオが一族経営になっていないか、また一族経営のカラーが強すぎないかを見定める必要があります。

一族経営のバレエ教室は基本的に全ての講師が同じ考えや好みを持ちやすい傾向にあります。

また、一族経営ではバレエを経験してきていない方が急に上役に就任することも多いので、スタジオ選びの際には注意が必要です。

まとめ

今回は正しいバレエ教室の選び方についてでした。

私も幼い頃、バレエを習っていましたがバレエ教室の運営の仕方は様々で良くも悪くもスタジオの先生の方針次第だと感じたことがありました。

良い先生にも恵まれたし、不信を感じるスタジオもあったのも事実です。

この記事を読んで少しでも判断材料の一部となれば幸いです。

秋風清晴

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