【バレエ】実は知らなかった男性バレエダンサーの年収とは?

バレエ

(※このページは2023年7月10日に更新されました)

誰もが一度は考えたことがある、バレエダンサーの年収事情。

バレエだけで食べていけるのか?生活は成り立つのか?

将来バレエダンサーになりたい方や、バレエに関わる仕事がしたい方にとっては事前に知っておきたい情報の一つですね。

今回は元バレエ団員が男性バレエダンサーの年収について解説していきます。

これからバレエダンサーを目指す方や、プロになりたい方は参考にしてみてください。



男性バレエダンサーの年収とは?

早速男性バレエダンサーの年収について解説していきます。

男性バレエダンサーにとって下記の事が主な収入源になります。

  • バレエ団公演での給与
  • 外部ゲストでの報酬
  • バレエスタジオ経営
  • ワークショップ
  • 振付、作品提供 

大きく分けるとこのようになりますが、これらの合計が年収になります。

意外と収入源があるのでは?

と感じた方もいるのではないでしょうか。

では具体的にどういった事なのかについて解説していきます。

バレエ団公演での給与

男性バレエダンサーにとって大きな収入源の一つがバレエ団公演での給与になります。

日本では様々なバレエ団があり、一概には言えないですがバレエ団の舞台に立つことで給与や報酬が入る環境が整いつつあります。

公演回数やキャストによって金額は違ってきますがバレエ団に入ることで一定の収入を得ることができるのでダンサーとして生活していく場合はバレエ団に入ることが望ましいでしょう。

報酬はキャストや階級によって様々ですが5万〜30万くらいが相場になります。

ですが、バレエ団によってはチケットノルマがある場合もあるため事前に確認することが重要です。

海外と違い日本のバレエ事情はいまだにチケットノルマを持たせないと舞台が成り立たないといった現状があります。

しかし、昨今ではバレエダンサーが生活しやすいよう、環境を改善しようとするバレエ団も増えてきているので入団時にチケットノルマの有無やバレエ団在籍にあたりコストがかかるのかをしっかりリサーチしバレエ団選びをするのがいいでしょう。

外部ゲストでの報酬

次は外部ゲストでの報酬についてです。

日本で生活していくにはこの外部ゲストでの報酬がとても重要になります。

男性バレエダンサーとして成功していくには外部にゲスト出演することが必要不可欠と言えるでしょう。

ところで外部ゲストとは何か?

外部ゲストってよく聞くけどいまいちイメージがつかない方もいるのではないでしょうか。

この外部ゲストというのは簡単に言うとバレエスタジオの発表会や所属していないバレエ団などに依頼されて出演することを指します。

キャストや公演回数、年齢やキャリアにもよりますが、所属のバレエ団員より報酬が多いこともあるため男性バレエダンサーからしたら条件の良い仕事の一つでもあります。

もちろん例外もあり、格安で依頼が来ることもありますが、今後の仕事への影響も頭に入れ依頼は極力断らないことをお勧めします。

外部ゲストでの報酬は基本的にはバレエ団公演より高額です。

キャストや階級、演目の種類や作品数によって報酬は変化しますがおおよそ20万〜50万が相場です。

意外に少ないと感じた方もいるかもしれませんが、発表会シーズンには月に6本以上舞台がある方もいるため、月収に換算すると高額と言えます。

バレエ団では自分の踊りを追求することが求められますが、外部ゲストとして仕事をするなら人を育てることや作品のクオリティを上げることも当然必要になってくるので、指導者としての力も試されるため普段から人に教える技術も身につけておきましょう。



バレエスタジオ経営

こちらは男女とも共有ですが、バレエスタジオを経営することで一定の収入を得ることができるでしょう。

バレエスタジオをオープンし、経営を安定させるにはしっかりと経営学を学び計画的に行う必要があります。

すでに経営について知識がある方はバレエスタジオでの安定した収益が見込めるため、生活を支える大切な収入源になります。

優れたダンサーでも経営が上手くいかない方は実は多いため、経営がうまくいっているスタジオは何が優れているのかをしっかり把握することが大切です。

バレエスタジオでの主な収入は月謝ですが、コンクールや発表会もあるため収入は変化します。

コストのかけ方にもよりますが、黒字を出すことも十分に可能です。

ワークショップ

ワークショップを企画することで収益を上げることこができます。

特に男性バレエダンサーはアダージオクラスを企画することができるためとても需要が高いです。

日本では女性講師だけのバレエスタジオもあるため、アダージオクラスを行いたいと考えているスタジオも多いです。

一度ワークショップを行なって、その後レギュラークラスとして依頼されることもあるので、ワークショップ内容を工夫し質の高いレッスンを提供しましょう。

振付、作品提供

こちらは誰でもできることではないですが、振付や作品を提供することで収入を大幅に上げることができます。

昨今はコンテンポラリーが周知されてきたこともあり振付の依頼が増えてきています。

依頼が来るようになるには技術や知識、創造力が必要になりますが日本には振付師が少ないため、活躍の場は広まるでしょう。

作品提供は一部振付、幕物、キャリアなどにもよりますが5万〜50万などが目安です。

振付師はとても重宝されるため、現役時代から創作に触れ自分の強みに加えておくことをお勧めします。

まとめ

今回は実は知らなかった男性バレエダンサーの年収事情についての解説でした。

知っているようで知らない男性の収入時事情は下記の通りです。

  • バレエ団公演での給与
  • 外部ゲストでの報酬
  • バレエスタジオ経営
  • ワークショップ
  • 振付、作品提供 

仕事量や時期にもよりますが男性ダンサーの年収は240万〜600万です。

より安定した収入を確保するためにもバレエスタジオやワークショップ、外部出演を積極的に行う必要があるでしょう。

下記では年収を高めるためにはどうすればいいか、どういったことが年収の差になるのかを解説しています。

これからダンサーとして活動していきたい方は参考にしてみてください。

秋風清晴



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