【バレエ基礎】バレエ初心者に伝えたい上達するためのコツと改善法を元バレエ団員が解説

バレエ

(※このページは2022年7月26日に更新されました)

【バレエ基礎】バレエ初心者に伝えたい上達するためのコツと改善法を元バレエ団員が解説

今回はバレエ初心者が上達するためのコツと改善法について解説します。

同じ時期にバレエを始めたのに人との差を感じた方はいませんか?

同じクラス内容なのになんで自分は上達しないんだろうと思い悩んだ人もいると思います。

実は上達する人としない人の違いはハッキリしています!

具体的な違いを把握することで、バレエの上達速度は変わってくるので、

バレエ初心者の方は参考にしてみてください。



バーレッスンで意識すること

バーレッスンで意識していることはなんですか?

この質問にしっかりと答えれる人は今後スムーズに上達していくでしょう。

なぜなら上達する人と上達しない人、それぞれがバーレッスンで何を考えているのかが大きく違うからです。

毎日のルーティーンのようなバレエレッスンですが、上手くなるためにはバーレッスンをしっかり行う事が最重要です。

私もプロとして踊ってきて、団員でも日々上達している人、停滞している人を多くみてきて感じたのはバーレッスンでの意識の高さでした。

バーレッスンの精度とパフォーマンス力は比例するので、上達する人が何を考えてレッスンに取り組んでいるかを把握しておきましょう。

上達する人がバーレッスンで考えていること

・前日とのコンディションの違いをチェック

・土踏まずが下がっていないかを確認し、体の可動域を確認

・アームスの通り道を明確にし、ポールドブラでは呼吸の使い方を意識

・鏡で体をチェックするのではなく、体幹の動きで状態を把握する

・ポジションからポジションを正確にする

・カウントを外さない

上記について詳しく解説していきます。

前日とのコンディションの違いをチェック

上達する人はバーレッスン時に前日とのコンディションの違いを確認します。

前日と体はどう変化しているか?また、今日はこのコンディションだから動きを修正するなど、

体のコンディションに合わせたレッスンを行うことができます。

ダンサーの体は毎日同じ状態ではないので、その根本的な部分を常に考えてバーレッスンをしています。

土踏まずが下がっていないかを確認し、体の可動域を確認

優れたダンサーほど足底の状態を意識します。

特に土踏まずが下がっていないかは、怪我のリスクにも繋がるので注意をしています。

脚の可動域を確認することで、正しいアンディオールの使い方や、股関節の状態のチェック

また、オーバーワークにならないように体を調整します。

怪我をしないことを第一に考えており、厳しいトレーニングでも怪我の予防には特に力を入れています。

上達するダンサーは練習を積み重ねても怪我をすることで全て台無しになることを分かっているからです。

アームスの通り道を明確にし、ポールドブラでは呼吸の使い方を意識

バレエが上手なダンサーの共通点はアームスの使い方にこだわりがある人です。

もちろん脚の使い方も重要ではありますが、優れたダンサーほど上体の作り方を意識します。

バーレッスンでは腕の動きを正確にし、ポールドブラでは呼吸を意識し指先まで神経を通わせます

バレエスタジオでも鏡で上体を常にチェックしている人がいると思いますが、その方は急に上達する可能性を秘めています。

上半身の使い方が美しい方はプロになっても重宝されますので、バーレッスンでは特に注意しましょう。

鏡で体をチェックするのではなく、体幹の動きで状態を把握する

これは少し難しいことですが、バレエダンサーは鏡を見て距離感を覚える傾向があります。

ポジションを確認する過程で、鏡でバランスを取るようになってしまうからです。

バレエスタジオでは上手く踊れるけど本番では全然上手く踊れない

そういった方もいると思いますが、鏡を使ってバランスをとっている方の典型的なパターンがそれに当たります。

鏡を使ってポジションの確認は必要ですが、ポジションを確認した後は体幹が今どの位置にあるか、

次の動きでは体幹はどのように変化するかなどをバーレッスン時から把握する事が大切です。

鏡を使ってパッセバランスを取るのと、劇場でのバランスの取り方はイコールでなければいけません。

その差を無くしていくのが優れたダンサーであり上達する人の特徴でもあります。

ポジションからポジションを正確にする

これは当たり前のことのように感じますが、これが出来ていない人が多いです。

自分ではポジションを守っているようでも、ポジションが外れていることがあります。

舞台ではバランスが数ミリずれただけでも失敗につながります。

バレエダンサーは常に神経を研ぎ澄ませていないといけないので、バーレッスンやセンターレッスンでは常にポジションを意識しなければいけません。

バレエは基礎の動きが連なって様々なステップになるため、基礎の部分であるポジションが定まっていないと全ての動きが中途半端になってしまいます。

上達するためのポイントとしてはまずポジションを正確にすることを第一に考えましょう。

カウントを外さない

これは優れたダンサーには必須なスキルですが、踊っている時にカウントを外さないダンサーはどこに行っても信頼されます。

脚が綺麗、ポジションが完璧、アレグロの足捌きが素晴らしい。

これらの全てを持っていてもカウント、音を外すダンサーは使い所が難しいです。

バレエには音感が必須なので、レッスン中に音をしっかり守って踊る方は必ず上達します。

音の途中で踊ることを放棄したり、決められた音より先に終わることなどがないように、

音の取り方は十分注意してレッスンを行なってみてください。

まとめ

今回はバレエ初心者が上達するためのコツや改善法を解説しました。

バレエが上達する人としない人では意識しているポイントが違ってきます。

バーレッスンでは何気なく練習するのではなく、目的や意識を明確にしてレッスンを行うことが、

バレエ上達の一番の近道になるので、今回のポイントを忘れないように日々レッスンをしてみてください。

積み重ねることで、必ず上達します。

自分を信じて前を向いていきましょう。

秋風清晴



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