【バレエ】もうカトルができないとは言わせない!コツと改善法を解説

バレエ

(※このページは2022年8月28日に更新されました)

カトルが上手くできない

アレグロが苦手

感覚がわからない

今回はアレグロでよく使うカトルについて元バレエ団員が解説していきます。

カトルは難しい技術ですがポイントを抑えることで簡単に行う事ができます。

家でもできる簡単なトレーニングもお伝えするので隙間時間にトレーニングを行い、

習得する事でバレエスタジオのみんなをびっくりさせましょう!



【バレエ】もうカトルができないとは言わせない!コツと改善法を解説

カトルを行う時に注意するポイントは4つです!

カトルでは以下の点に注意するだけでクオリティーが大きく変わります。

  • お腹が反らない
  • 内腿の感覚を出す
  • 顎を引いて目線を正す
  • 5番を意識する

これらについて詳しく解説していきます。

お腹が反らない

これはアレグロ全般に言えることですが、お腹が開いている限りアレグロの技術は上がりません

これは踊りの全てにも共通して言える事です。

舞台などでは練習などと違い、さらに煽られるため体が開いてしまう傾向があります。

特にアレグロでは空中で体幹をしっかり維持しないと技が綺麗に入らないため、まずはお腹が開かないように意識する必要があります!

対策としては、鏡を正面に練習するのではなく鏡を横にして練習を行いましょう

そうすることで、跳躍した際の体のブレを鏡で確認することができます。

それが難しい方は録画をするなどして、まずは自分の体がどうなっているかの現状を確認しましょう。

お腹が開かないようになってくると自然とカトルが綺麗に飛べるようになっています。

内腿の感覚を出す

カトルにおいて内腿の感覚はとても重要です。

なぜなら、カトルは足の感覚で体幹をコントロールしなければいけないからです。

カトルといえばしっかりと足を交差させるイメージですが、それに意識が向きすぎて上半身と下半身がバラバラになることが失敗の原因になります。

まずは小さく打ちつけていいので体幹がブレないように確認した後にしっかりと交差することを意識して行ってみて下さい。

よくバーを持ってカトルの練習をすると思いますが、あのエクササイズには注意しないと逆に変な癖が入ってしまいます。

バーを持ってカトルをすることで比較的簡単にカトルができますが、その時に体が前に倒れて飛んでしまっていることも忘れてはいけません。

あくまで真っ直ぐに、スーブルソーを意識した姿勢でカトルができなければ意味がないので、

バーレッスンでカトルの練習を行う時は足の感覚と上半身の動きは別々だと認識して下さい。

顎を引いて目線を正す

アレグロでは細かい動きが多いので、コンビネーション中にどんどんお腹が開きます。

しかし、もう一つ注意してほしいのがそれに伴い顎が上がり目線も上がってしまう点です

顎が上がってしまうと体幹が急に不安定になります。

舞台などを経験されている人はすでに経験済みかもしれませんが、客席が真っ暗な中普段通りにアレグロを行うのは実は困難だったりします。

レッスンでは鏡を見ることで、自然と体幹が意識されるので顎を引いています。それが突然鏡がない広い空間に変わることで顎が上がり、普段練習している通りに飛べなくなります。

アレグロの対策として共通するのは、鏡を見ないでレッスンすることを強くおすすめします。

鏡を見て行うと、チェック中は顔は鏡を見ていますし正しいポジションの練習ができていないケースがあります。

カトルに関しては顔はオーディエンスですが、ブリジェなど顔のつけ方が異なるパも多いので注意して下さい。

5番を意識する

カトルの時に特に意識してほしいのが5番のポジションです。

5番からスタートして5番に着地するのでこの時にポジションが崩れてしまうことは避けましょう。

またしっかり5番から飛ぶことでプリエがしっかり使え真っ直ぐ飛べることに加え跳躍力が上がります。

個人的には5番がしっかり入ることでよりカトルが打ちやすく、簡単になると感じています。

アレグロが上手な方はステップの間の5番を特に意識しています。

5番が綺麗に入ることで次のステップも自然に入り、難しいことをしているのに簡単そうに表現する事が可能になります。

カトルを綺麗に見せる、上手に行うためにも5番を意識して練習するようにしてみて下さい。



家でもできる簡単トレーニング

カトルを上達させるために、家でもできる簡単トレーニングをお伝えします。

まずは写真のように床に寝ます。腰が痛くならないようにストレッチマットなどをおくことをオススメします。

そのまま、足を少しだけ上げてカトルを行います。

このエクササイズは腹筋の強化と共にカトルでの内腿の感覚を研ぎ澄ませます。

時間は30秒を3セットを目安に行っていきましょう。

試しにトレーニング前とトレーニング後でカトルの違いを比べてみて下さい。

打ち付ける感覚が明確になるのでぜひ行ってみて下さい!

まとめ

今回はカトルのコツと改善方法についての解説でした。

カトル上達のコツについてまとめると以下の点になります。

  • お腹が反らない
  • 内腿の感覚を出す
  • 顎を引いて目線を正す
  • 5番を意識する
  • 家でできる簡単トレーニングを行う

これらを行うことでカトルが改善されていくので、ぜひ行ってみて下さい!

また下記ではアレグロが上達するためのコツについての記事を書いているので併せてご覧ください。

秋風清晴

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