(※このページは2022年8月11日に更新されました)
今回は踊りの基礎にもなるプリエについての解説です。
プリエって地味だけど意味があるの?
プリエすると膝が痛い
いまいちやり方がわからない
など、当たり前のように行っているプリエですが実は意識して行うことで踊り方が激変します!
私も現役時代にプリエを意識して行うことで踊りがノーブルになり、踊りの幅が広がりました。
バレエが上達するためにはプリエがとても重要になるので、レッスンで意識してひとつ上のレベルを目指しましょう!
【バレエ】プリエの使い方でバレエは激的に変わる!プリエのコツを解説
早速プリエのコツを解説していきます。
プリエが上達するために意識するポイントは下記の点です。
- 上半身と動きを連動する
- かかとは最後まであげない
- 呼吸を止めない
- 体幹を意識しお尻を出さない
これらがプリエの時に特に注意してほしいことです。
次はそれぞれの解説に入りたいと思います。
上半身と動きを連動する
プリエというと下半身の動きばかりに目が向いてしまいがちですが、上半身の動きと連動することで踊りをより綺麗に見せる事ができます。
また、アレグロやグランワルツなどでは上半身の動きが止まってしまわないようにプリエをする必要があるので、日々のレッスンから上半身との関係性を意識しましょう。
対策としてはバーレッスンでしっかり上半身を使いながらプリエをするように心がけて下さい!
上半身の動きを大切にすることで、スムーズにプリエに繋げることができます。
かかとは最後まであげない
バーレッスンの時に特に意識してほしいのが、プリエではかかとをギリギリまであげないようにして下さい!
かかとをすぐに上げてしまうと、ふくらはぎの筋肉がしっかり使えないためプリエが深く綺麗に行えません。
アレグロなどでしっかり跳躍をするためにプリエは必要不可欠なので、ふくらはぎのストレッチも行いプリエの質を高めていきましょう!
コツとしてはプリエの際に自分のかかとがどのくらいで上がってくるのかを確認し、ふくらはぎのストレッチを行い最大可動域をあげることが重要になります。
また専門的な言葉にはなりますが、プリエが深くなることでふくらはぎの筋肉が最大限に使われ伸張反射が起こることで跳躍を助けてくれるので、
しっかりプリエを使うことでよりアレグロが行いやすくなります。
呼吸を止めない
踊っている最中に呼吸を止めてしまう人も多いのではないでしょうか?
呼吸を止めてしまうとパとパの繋ぎが自然に行えなくなり、踊りが不自然になってしまいます。
何より顔が苦しそうに見えるので絶対に呼吸を止めてはいけません。
ダンサーにとって呼吸を止めてしまう癖は踊りのクオリティーを大きく下げてしまう原因になるのですぐに改善が必要です。
しかし、普段から注意することで、自然と呼吸を止めずにアレグロができるようになるので安心して下さい!
バーレッスンのプリエやセンターレッスンのアダージオなどではしっかりと呼吸を意識したレッスンをすることが出来るため、落ち着いて呼吸の練習をしましょう。
呼吸を止めないことで踊りがスムーズに表現できる、体力をうまく配分することが出来る、踊りの強弱をつけることが出来るなどプラスになることばかりなのでぜひ意識してみて下さい!
体幹を意識しお尻を出さない
プリエでよく言われるのがお尻を出さない!ではないでしょうか?
これはどこのバレエスタジオでも言われることですが、これはお尻を出してしまう癖をつけないために言っています。
お尻が出てしまうと体幹がズレるので、センターレッスンやバリエーションなどを行うとき影響が出ます。
最初は深くプリエしようとするとお尻が出ます。ポイントとしては最初は浅いプリエでいいのでお尻が出ないようにゆっくり行うことをおすすめします。
その時にかかとも一緒に意識できるとより良いです!
速いアレグロにも対応できるようプリエではお尻が出ないように注意してレッスンを行いましょう。
膝が痛い人はストレッチをする
プリエの時に膝に痛みが出る人もいます。
その場合はまず前もものストレッチを行います。
前ももが硬まることで膝の痛みが出やすくなります。
内側広筋や外側広筋が硬まると痛みが出るケースがあるのでプリエやアレグロをする前にはしっかりと前もものストレッチをして下さい。
またプリエをした時に膝と足先の方向が揃っているかを確認して下さい。
足先に対して膝が中に入ったり、外にいったりすると膝を痛めやすくなります。
あくまでプリエの時は膝と足先が同じ方向になっているかを確認してレッスンをするようにして下さい。
まとめ
今回はプリエの使い方でバレエは激的に変わる!プリエのコツについての解説でした。
プリエのポイントをまとめると以下の点に注意することが大切です。
- 上半身と動きを連動する
- かかとは最後まであげない
- 呼吸を止めない
- 体幹を意識しお尻を出さない
- 膝が痛い人はストレッチをする
これらを意識することでプリエの精度が上がり、踊りやすくなるのでぜひレッスンで取り入れてみて下さい!
また、下記では初心者の方に向けたバレエ基礎についての記事を書いているので参考にしてみて下さい。
秋風清晴
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