【バレエ】初心者が意識したい!バーレッスンのパについて徹底解説します!

バレエ

(※このページは2024年3月22日に更新されました)

皆さんはバレエにはどういったイメージがありますか?

多くの方は、舞台で優雅に踊る姿をイメージされるのではないでしょうか。

バレエでは舞台に立つ前にクラスレッスンやリハーサルを行い舞台に向けての準備を行いますが、

今回は主にクラスレッスンでのバーレッスンについて解説していきます。

バレエをしている方からすればバーレッスンなんて説明いらないという方もいると思いますが、正しい意味や動きを理解できている方は実は少数ということも珍しくなく、より効率的に行うためには必ず抑えておく事をおすすめします!

バレエのパの説明はもちろんですが、踊る際のポイントについても解説していくので、自分と答え合わせしながら、さらにスキルアップを目指していきましょう!



【バレエ】初心者が意識したい!バーレッスンのパについて徹底解説します!

では早速バーレッスンのパについて解説していきます。

今回は基本的なバーレッスンの順番に沿って説明を入れていきます。

  • ウォーミングアップ
  • プリエ
  • タンジュ
  • ジュッテ
  • ロンデジャンプ・アテール
  • フォンデュ
  • フラッペ
  • ロンデジャンプ・アンレール
  • アダージオ
  • グランバットマン
  • リンバリング

では具体的にどういったところに注意すれば良いのかについて解説していきます。

ウォーミングアップ

まずはウォーミングアップです。

こちらはバーレッスンの前に軽く体を整えます。

首や腕、足先や上半身を大きく動かし筋肉の伸びをしっかり意識しましょう

このウォーミングアップがバレエではとても重要で、その日の体のコンディションを認識する時間でもあるからなんです。

体の調子を知り、整えてからレッスンに移行する大切な準備運動なのでしっかり動かしていきましょう!

プリエ

お次はプリエです。

バレエと言えばどんな動き?と聞かれるとプリエをしてしまう方がいるほどプリエはメジャーな動きです。

屈伸のような動きに似ていますがプリエは膝を曲げていく動作で、跳躍の際に重要になります。

ピルエット(回転)やアレグロ(ジャンプ)などでも必要なパでテクニックをマスターする上では必ず意識しなけらばならないパになるため、レッスンでも注意して行う必要があるでしょう!

このプリエの時に注意したいことはプリエをするときにお尻が後方に出ないこと、しっかりとアキレス腱を感じるまで踵を上げないことなどがあげられます。

また、バレエでは基本的にプリエが多く、上半身の動きと連動して行うため下半身と上半身を別々に動かす意識も必要になるでしょう。

首の動きや上半身の付け方、実は膝を曲げるだけのような動きの中に様々な要素が組み込まれています。

オーディションなどでもしっかり見られるポイントでもあるので、必ず抑えておくことをおすすめします!



タンジュ

次はタンジュですね。

タンジュは足をピンと伸ばすような動きです!

急に足を伸ばすので、足が突っ張りそうになりますが、文字通りタンジュは伸ばす、張るなどの意味があります。

難しい、覚えにくい言葉があった時は、こうやって記憶の定着をさせると記憶に残りやすいですね。

タンジュもプリエと同様に踊っている時に常に意識しないといけないパの一つです。

幕から舞台に出てくる時、パとパの間などに注目されます(パとはステップのこと)

バレエではつま先が綺麗に伸びているほど美しいとされていて、つま先を綺麗に伸ばすために必ずトレーニングを行います。

いくら柔軟性やテクニックができていてもつま先が綺麗に伸びていないとバレエでは認められないというケースも多いため、将来的にもバレエをしていきたい方は常に意識しておくのが良いでしょう!

タンジュの時のポイントはしっかり甲を伸ばす意識をすること!

指先を折るのではなく、甲を張り巡らせるイメージを持つことが大切です。

ジュッテ

お次はジュッテです。

ジュッテはタンジュのようなパですが投げるといった意味があります。

タンジュでは地面についていた足を浮かす、投げるような動きを行います。

このジュッテではタンジュを通過して行うため、正しいタンジュを理解していないと綺麗に見せることができません。

またタンジュと違い、つま先を空中まで移動させるためつま先が綺麗に伸びているかが重要になります。

もちろんタンジュでもつま先やアンディオールは重要ですが、ジュッテでは軸足だけになり多少バランスに変化が出ます。

片足でもしっかりとアンディオールが使えるように練習していくこと、内腿を意識してポジションに戻せるかなどがポイントになってくるでしょう。

ロンデジャンプ・アテール

次はロンデジャンプアテールです。

またまた、長い名前が出てきましたがこういった時は分けて考えましょう。

ロン(丸)

ジャンプ(脚)

アテール(地面、床につけて)

このワードだけでもそういうことか!と納得された方もいるのではないでしょうか。

ロンデジャンプは脚で半円を作るような動きですが、言葉を分解することでイメージしやすくなったと思います。

もちろんロンデジャンプは難しいパのひとつです。

足先だけでも難しい上に、上半身にも動きが出てくるため最初は難しいと感じる方がほとんどだと思います。

まずは動きの意味を理解して、探り探り行っても大丈夫なので自信を持って練習しましょう!

ロンデジャンプでは足先はもちろんですが、上半身との連動がポイントになります。

また、床をなぞるような動きなので床がしっかり使えているかどうか、アンディオールを通過しているかなど抑えておきたい点は多いですが、まずは脚で円を作れているかを意識してみることをおすすめします。

バレエ経験者でもロンデジャンプを綺麗に見せるのは難しいため、最初はステップを覚えて慣れることを狙っていきましょう!



フォンデュ

次はフォンデュです。

フォンデュは聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか?

この言葉を聞き慣れている方は食通で食いしん坊さんでしょう。

そうです。フォンデュはチーズフォンデュのフォンデュです!

じゃあ意味は何でしょうか?

チーズフォンデュをジーッと見てみましょう。

とろけてる・・・

とろける!

そうです。とろけるチーズがあるようにフォンデュにはとろけるといった意味があります。

ゆっくりや滑らかな動きを表現するような言葉であり、アダージオなどのテンポの遅い曲に使われることが多いです。

フォンデュを行う際は出す足はクッペ(足首に触れている状態の動き)から、軸足はプリエを行います。

ここからプリエは膝を伸ばし、出す脚はクッペを通過して脚を伸ばすのですがこの時に注意したい重要なポイントがあるんです!

それは両方の膝が同じタイミングで伸ばす必要があるということ。

片方の膝が伸びてから、反対側の膝が伸びるのではなく、必ず同じタイミングに合わせることが重要なんです!

とろけるような動き、この動きは皆さんすぐに覚えることができますが、膝のタイミングはなかなか修正ができない方も多いため癖がつく前に意識しておきましょう!

フラッペ

次はフラッペです。

バレエ未経験者の方からはこの動きはとても記憶に残りやすいんじゃないでしょうか。

このフラッペには叩く、削るといった意味があります。

優雅な動きから、急に床を叩くような音が聞こえるから戸惑ってしまう方もいるでしょうが、フラッペでは文字通り床を叩いて問題ありません。正確には叩くけど必要以上に音は出さないことを意識できると良いでしょう。

フラッペは基本的に速い動きなので、上半身と下半身が分離していないか、つま先や首は綺麗につけれているかを確認するようにしてください。

また、動きが速いのでしっかりと軸足に重心が乗っているかも意識できるとより良いです。

ロンデジャンプ・アンレール

お次はロンデジャンプ・アンレールです。

先ほどのロンデジャンプ・アテールとは異なり、アンレールは空中という意味があります。

アンレールではバランス感覚が特に重要なので体幹をコントロールするためにプランクなどを取り入れるのも良いでしょう!

このアンレールのコンビネーションにはピルエットも組み込まれることも多いため正しく軸足を使うことがポイントになります。



アダージオ

お次はアダージオです。

覚えることがとても多いバレエですがここで小休止しましょう。

アダージオは緩やか ゆったりといった意味があります。

ゆっくりと踊るイメージを持っていただけると良いです。

このアダージオでは上半身のムーブメントや少し脚を高く持ち上げるパがセットになります。

また、アラベスクやアティチュードなどのバランスもアダージオに組み込まれることが多いため、技術面を鍛えたい方はアダージオもしっかり練習してスキルアップを目指してください!

アダージオでのポイントは呼吸を止めないこと

ゆるかやな動きだからこそ、呼吸を止めないで流れるようにパを行うことが大切になります。

呼吸の使い方に慣れてくるとアレグロにも活用でき、踊りも飛躍的に変化させることが可能なため積極的に呼吸法は身につけましょう!

グランバットマン

次はグランバットマンです。

グランバットマンは意味より動きで覚えている方も多いと思いますが、一度整理してみましょう。

グランは大きい

バットマンは蹴り出す(45度以上)などの意味を持ちます。 

要するに大きく脚を蹴り出す、振り上げるといった意味ですね。

このバットマンでもつま先や正しいアンディオールは鉄板になりますが、それ以上に大切なことはテンポを守ること。

好き勝手脚を上げて音に遅れるのは絶対にやめてください!

必ず音に入れて、正しいポジションを意識して行うようにしましょう。

特に音楽性はオーディションなどでは厳しく見られるため、しっかり対策をしておくことをおすすめします。

リンバリング

リンバリング?

聞いたこともない方もいるかもしれませんが、これはストレッチという意味です。

センターレッスン前にストレッチを行い、一呼吸置いてから再開するケースが多いです。

基本的には自由にストレッチする時間ですが、講師によってはメニューを考えてくれることもあるので、あくまで知識として片隅に置いておきましょう。

まとめ

今回は初心者が意識したいバーレッスンでのパについての解説でした。

細かく決め事が多いバレエのパですが、意味を理解することでより自然に記憶に残しやすくなります。

また、バーレッスンではポイントを抑えることで、飛躍的に上達することができるでしょう。

一回一回のレッスンを大切にして効率よく練習をしてみてください。

また下記ではバレエがさらに上手くなりたい!上達したい方に向けた記事を書いているので、スキルアップしたい方は参考にしてみてください!

秋風清晴



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