【バレエ】アダージオが苦手な人必見!アダージオが上手くなるコツ4選

バレエ

(※このページは2022年8月31日に更新されました)

アダージオって楽しくない

動きがぎこちなくて好きじゃない

地味で練習したくない

など、アダージオが好きじゃない人もいると思います。

私自身、学生のころはアダージオが嫌いでテクニックばかりを練習していた時期もありました。

アダージオが好きになったのは踊りを綺麗に見せたい気持ちもありますが、

音楽性を高め得意なパや苦手なパを減らしたいと感じたからです。

バレエ留学を終えてからは、いずれプロのバレエ団に入ることを目標に立てていたので苦手な部分であるアダージオを得意分野に変えるために試行錯誤を繰り返し行いました。

今回は苦手だったアダージオを克服したコツについて元バレエ団員が解説するので参考にしてみて下さい。



【バレエ】アダージオが苦手な人必見!コツと練習法を解説します

早速アダージオのコツについて解説していきます。

ポイントとしては下記の点を意識する必要があります。

  • 上半身の動きを連動させる
  • 一つ一つのパを正確に通過させる
  • 呼吸を止めない
  • 音を外さない

早速上記について詳しく解説していきます。

上半身の動きを連動させる

アダージオを綺麗に見せたいなら上半身を練習するべき

こう断言できるくらいに上半身の動きは重要です。

アダージオが上手な人と苦手な人で決定的に違う点は上半身への意識です。

足の動きはもちろん大切ですが、それは上半身の綺麗さがあってのことです。

私が生徒に指導する際は、上半身の使い方を徹底的に指導します。

下半身は正しくレッスンをしていると自然と綺麗に見せられるようになりますが、上半身は時間をかけて練習しないと一向に上達しません。

これからバレエ学校やプロになりたい方、バレエが上達したい人はまずは上半身の練習をすることをおすすめします。

個人的には下半身の動きの2倍、3倍意識しないと上半身は綺麗に見えてきません。

バレエで足先などが綺麗な人は多いですが、上半身のムーブメントが綺麗なダンサーが少ないのにはこういった理由があるからです。

上半身の動きと下半身の動きを連動させるだけで、踊りのレベルは見違えるくらいに上がります。

一つ一つのパを正確に通過させる

アダージオに苦手意識を感じている方に多いのがこれです。

アダージオでは正確にパとパを繋ぐ必要があります。

これがスムーズに繋がらないと、ぎこちなくなったりアダージオの流れが止まってしまいます。

アダージオといえば足を高く上げることを意識しますが、そこに執着する必要はないです。

意識してほしいのは、正しいポジションを通過しているかアンディオールが出来ているか上半身が連動しているかです。

また、アダージオで大切なことは音と一体化することです。

音に自然と体が入っていくような透明感を大切にしましょう。

基本的にはこれらがしっかり出来ているアダージオは苦手と感じる必要はないでしょう。

レッスンではひとつひとつの動きをクリアにし丁寧に行ってみて下さい。

呼吸を止めない

アダージオで呼吸を止めている人は多いですが絶対にやめましょう

アダージオにおいて呼吸は踊りのクオリティーに大きく関わってきます。

呼吸に合わせてアダージオができるようになると、パとパの繋ぎがスムーズになり動きが滑らかになります。

アダージオが上手くできないと思っている人は呼吸を意識するだけで踊りは改善されていきます。

これは普段のバーレッスンから応用することが出来ます。

アラベスクパンシェやパッセバランス、フラッペの最中など呼吸を意識して練習してみて下さい。

呼吸法に慣れてくるとセンターレッスンでの動きが格段に楽になるはずです。



音を外さない

これは現役のプロのダンサーにも言えることですが、音を外さないことが優れたダンサーの条件です

音が終わっても動きが終えれていない人、音よりはやく終わってしまっている人など、

音通りに処理できていないダンサーが多くなってきているのが現状です。

バレエで大切なのは空気感を壊さないことです。

音から外れることで、見ている側は現実に引き戻されたような感覚になってしまうので必ず音は守りましょう。

音通りに綺麗に踊りが収まっているダンサーは見ていて気持ちがよく、安定感、安心感があるダンサーと認識されるため、こういった踊り以外の部分も注意してみて下さい。

まとめ

今回はアダージオが苦手な人に向けたアダージオが上手くなるコツ4選についてでした。

アダージオは下記の点に注意することで改善することが可能です。

  • 上半身の動きを連動させる
  • 一つ一つのパを正確に通過させる
  • 呼吸を止めない
  • 音を外さない

これらを意識してレッスンをすることで踊りは大きく変わるのでぜひ行ってみて下さい。

また、下記ではバレエが上達したい人に向けて、意識してほしいことについての記事を書いているので参考にしてみて下さい。

秋風清晴



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